2021年3月に鉄道事業を終了した秋田臨海鉄道が、5月1日・2日の2日間にわたり「国鉄型ディーゼル機関車運転体験会」を実施する。

使用するのはラッセル機関車として活躍し、最終日の列車運行という大役も果たした、DE10-1251号機(1981年製、元DE15-2526号機)。かつては北海道で釧網線の貨物列車や「冬の湿原号」をけん引したこともある。横向きの運転台内には国鉄を示す「JNR」マークも残る、40歳の機関車だ。

同社は今回の企画のためだけに元機関士を招聘する。「諸般の事情により今回が最初で最後の機会となるため、重厚なディーゼル機関車を運転する貴重な経験になると思います」と語る。

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募集人数は2日間延べ28名で、1時間ごとに2名単位で開催する。対象者は中学生以上で、新型コロナウイルス感染症対策のため秋田県民に限定する。料金は25,000円で、運転体験のみならず機関庫等の見学会や記念DVDなどの特典が付く。

募集締め切りは4月18日。同社HPで配布されている申込書に必要事項を記載し、メールまたはFAXで応募する。当選者への通知は4月23日までに行われる。

鉄道チャンネル編集部
(画像:秋田臨海鉄道)