JR西日本は29日、次世代バイオディーゼル燃料の導入へ向けた取り組みとして、昨年度実施した長距離走行試験の結果が良好であったと発表しました。今年度に気動車営業列車への実装を目指します。

化石燃料(軽油)を燃料として走行するディーゼル車両(キハ40など)のカーボンニュートラルを目指す取り組み。同社は2022年度にエンジン性能試験、2023年度に試運転列車による走行試験、2024年度に営業列車による長距離走行試験と段階を踏みながら進めてきました。

2024年度の試験は山口県の岩徳線で、9月~1月の約5か月間実施。営業列車で長期間使用した場合でもエンジンへの影響はなく、問題なく使用できることが確認されたということです。

今後は同社が保有するディーゼル車両の燃料を次世代バイオディーゼル燃料へ置き換えていく方針で、2030年頃を目途に100%導入を目指します。

【参考】JR西、DEC700などで「次世代バイオディーゼル燃料」実証試験へ(※2022年8月掲載)
https://tetsudo-ch.com/12665070.html

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