※2021年4月撮影

トップ画像は、JR九州日豊本線三毛門駅。駅前ロータリーには巨大な「名産三毛門南瓜」のオブジェが飾られています。駅舎もカボチャ色に塗られています。かなりユニークな光景です。

駅舎の西側(小倉駅側)には駐輪場。比べてみるとカボチャ・オブジェの巨大さ(高さ1.2m直径1.5m)が判りますよね。

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※2021年4月撮影

「三毛門かぼちゃ」は約450年前にポルトガルから豊後の国を経て三毛門地区に伝わった最古の渡来種かぼちゃ。2018年(平成30年)に豊前市の天然記念物になっています。地元では「かぼちゃ団子汁」が伝統料理。

駅舎のシャッターには「豊前市消防団第六分団第一部」と書かれています。機材が保管されている倉庫です。

※2021年4月撮影

駅舎出入口。建物財産標は見つけられませんでした。駅舎は駅が開業した1956年2月の建物。建設費は豊前市が負担しました。奇しくも筆者とほぼ同年齢。人間は爺さんですが駅舎は、まだまだ若い?(笑)

※2021年4月撮影

駅舎に入って待合室。作り付けではありませんが古風なベンチ。

※2021年4月撮影

三毛門駅は無人駅。駅事務所部分は三毛門駅駐車場管理事務所です。きっぷの自動販売機が設置されています。

※2021年4月撮影

三毛門駅の位置をご覧ください。

※2021年4月撮影

改札口に当たる部分にはICカード簡易改札機があります。

※2021年4月撮影

駅舎からホームには構内跨線橋で渡ります。ホームの位置は駅舎からかなり大分駅側にズレて設置されています。

※2021年4月撮影

跨線橋から小倉駅方面。駅の周囲は田園が広がっています。

※2021年4月撮影

大分駅・宮崎駅側に細めの島式ホームが伸びています。右側の駐車場から駅名標を撮影しました。

※2021年4月撮影

ホームから跨線橋と駅舎。かなりズレて設置されているのが分かります。

※2021年4月撮影

ホームの幅があまり広くないので駅名標を撮るのがちょっと危ない。いったん駅舎から出ます。駅前ロータリー。商店などは見当たりません。主に住宅が並んでいます。

※2021年4月撮影

駅横の駐車場から駅名標を撮りました。

※2021年4月撮影

三毛門駅は、既述の様に1956年(昭和31年)旧国鉄によって開業しました。1970年(昭和45年)無人駅化。ユニークな地名です。

筆者と同年齢の三毛門駅舎はカボチャ色でなかなか不思議な佇まいでした。豊前松江駅の様な木造駅舎ではないのが少し残念。

(写真・文/住田至朗)

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。