埼玉工業大学とアーキテクトが癒やし空間開発で連携「ドームハウスによるリラクゼーションシステム」を共同研究

2021.05.14

渋沢栄一の生まれ故郷、埼玉県深谷市。そこに拠点をおく埼玉工業大学と、総合建設業のアーキテクトが、近未来住居でのリラクゼーションシステムを共同で研究・開発していく動き―――。

近未来住居とは、アーキテクトが提供する特殊発泡ポリスチレン建造物「ドームハウス」(画像)。

今回の共同研究では、「ドームハウスによるリラクゼーションシステム」を体験した被験者の心身に与える影響について、埼玉工業大学 人間社会学部 情報社会学科 情報コミュニケーション研究室(森沢幸博教授)が評価検証。

ドームハウス内で「揺らぎ」現象を人工的に創り出した映像・音響などを流すことで、どんな癒し効果があるかなどを評価検証していく。

具体的には、ドームハウスの半球体構造を活かした「ドームハウスによるリラクゼーションシステム」共同研究で、 (1)壁全体をスクリーンとして活用し映像の世界に入り込む視覚体験 (2)反響音を活かした空間音響設計による聴覚体験 (3)精油をブレンドした香りによる嗅覚体験、この3感覚を融合した「体験型リラクゼーション空間」の創造をめざしていく。

同システムを体験したユーザのリラクゼーション評価結果は、生体情報により得られる身体的(他覚的)側面とともに、体験後に実施する評価アンケートによる心理的(自覚的)側面から多角的に解析される。

また、科学的根拠にもとづくリラクゼーション効果の高いトータルケアシステムの主要因について検証し、実験結果にもとづくリラクゼーション効果の高い体験型ケアシステムを開発し、提案していく。

埼玉工業大学のxR技術、視聴覚・嗅覚を融合した癒やし空間を開発

xR技術を専門とする埼玉工業大学 森沢教授はこの共同研究で、利用者が「ドームハウスによるリラクゼーションシステム」に求める機能を特定するため、癒し効果に関する評価実験を行っていく。

ここでいうxR技術は、VR(Virtual Reality:仮想現実)、AR(Augmented Reality:拡張現実)、MR(Mixed Reality:複合現実)、SR(Substitutional Reality:代替現実)の総称。

今回の共同研究では、リラクゼーションという目に見えない効果を科学的に検証すべく、埼玉工業大学 人間社会学部 情報社会学科 森沢研究室と共同で、リラクゼーション効果の検証をすすめる。

また、今後のリラクゼーション施設や観光施設などで求められる癒し空間を提案すべく、評価データにもとづいた独自システムを開発する。

―――総合建設業・介護事業・飲食業・温泉事業などに取り組むアーキテクトはこれまで、多くの現場で心身の健康や癒しを求める強いニーズの高まりを感じ、その可能性に着目していた。

そこで同社は、同じ埼玉県深谷市にキャンパスを構える埼玉工業大学と、「ドームハウスによるリラクゼーションシステム」にむけた共同研究を始動させたという。

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