開業から125年以上現役のホーム【駅ぶら04】新宿線67
※2021年3月撮影
トップ画像は、新宿線入曽駅北西の踏切。通称茶摘み通りから上り各駅停車西武新宿行電車。
【駅ぶら】は入曽駅下りホームの西武新宿駅側端部からスタートします。右下に「白線」がありますよ。空いている土地の形からも右に線路が分かれていた島式ホームだった過去が分かります。
※2021年3月撮影
同じ場所から本川越駅方面を見ても一目瞭然です。左側に白線とイエローラインが残っています。その先に西口があります。
※2021年3月撮影
右の上りホーム、開業以来使われているので古い土台がそのまま残っています。125年以上使われているホームです。眼の前の構内跨線橋で上りホームに行きます。
※2021年3月撮影
跨線橋から本川越駅方面です。池袋線は秩父の山々に近づいて行きましたが、新宿線は北関東平野を北上するので山々はほとんど見えません。
※2021年3月撮影
西武新宿線側。のっぺりと平らな大地に住宅が並んでいます。
※2021年3月撮影
東口駅前が見えます。高いビルやマンションはあまり無い様です。駅の正面がだんご屋さんというのが良いですね。閉まっていますが中華食堂「亀仙人」もシブイ。
※2021年3月撮影
上りホームに降りて来ました。本川越駅方面を見ています。
※2021年3月撮影
上りホームにはお客さんがいます。西武新宿駅方面。
※2021年3月撮影
下りホームの駅名標。
※2021年3月撮影
入曽駅は、1895年(明治28年)川越鉄道の駅として開業。西武鉄道の駅の中でも同じく川越鉄道時代に開業した国分寺駅(1894年)、小川駅(1894年)、東村山駅(1894年)に次いで古い駅です。同時期の開業は所沢駅、川越駅(現・本川越駅)。1969年(昭和44年)新所沢駅から当駅までが複線化。1973年(昭和48年)現駅舎完成。1980年(昭和55年)構内跨線橋使用開始。ホーム有効長が10両編成まで延長されました。1996年(平成8年)西口開設。2016年(平成28年)バリアフリー化で構内エレベーター設置。
冒頭で見た通り、1996年(平成8年)に下り2番ホーム側に西口が新設されるまで3番ホームがありました。しかし優等列車の退避などもなくほとんど使われなかったため、1994年(平成6年)にエスカレーターが設置された時に旧3番ホーム側にフェンスが設置され使用不能になります。その後も保線車両などが留置される線路が残されていましたが、2013年(平成25年)レールは撤去されました。
東口改札を出ます。
※2021年3月撮影
東口です。
※2021年3月撮影
次回は西口に向かいます。
(写真・文章/住田至朗)
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。