東京湾岸を走り、東京ディズニーリゾートや幕張新都心を結ぶ京葉線。その都心側の結節点、新木場駅から湾岸へと歩くさんぽ時間へ。

新木場駅は、1988年に東京メトロ有楽町線とJR京葉線、1996年に東京臨海高速鉄道りんかい線が乗り入れ、3路線の乗換駅として昼夜を問わず混雑する。

りんかい線と京葉線の線路は、駅の東側でつながっていて、東海道線支線(大汐線)や新設路線を経由して京葉線と羽田空港を直結する羽田空港アクセス線構想もある。

ADVERTISEMENT

また東京メトロ有楽町線ホームの東側には、新木場車両基地(和光検車区新木場分室)へと続く車庫線がのびていて、直通先の西武・東武・東急の直通対応車もこの車庫を出入りする。

連続トラスボックス複合構造の造形美と多層コンテナのコントラスト

この新木場車両基地へとむかう前に、まず海側へ歩いてみる。めざすは、道路上下に連続トラスボックス複合構造を組む巨大鉄橋、東京ゲートブリッジ。

2012年に開通した東京ゲートブリッジは、東京港臨海道路4.6kmのうちの2.6kmにおよぶ橋梁。中央防波堤外側埋立地と江東区若洲エリアを結ぶ湾岸のバイパスルートを担い、国道357号の混雑緩和、物流コスト削減・効率化などにもひと役買っている。

また、都心側(山側)には歩道があり、東京湾と都心のコンクリートジャングルを一望しながらウォーキングやランニングを体感できる。

ひと気のない中央防波堤側へと渡ると、西日に照らされたコンテナの山がみえてくる。これも東京湾岸ならではの光景。

この道は臨海トンネルへと続き、地上へ出ると城南島、さらに羽田空港へと道がつながっている。

こんどは先ほど歩いてきた東京ゲートブリッジ歩道から、JR京葉線の荒川橋梁を遠望しながら、新木場車両基地へとむかってみる。