初めて昼間の宗太郎駅【木造駅舎コレクション】034

2021.12.12

※2021年4月撮影

トップ画像は、日豊本線宗太郎駅駅舎撤去後、駅舎の建っていた基礎上に唯一残された金属製ラッチと運賃箱と「当駅(宗太郎駅)までの普通運賃表」。運賃箱の上に置かれた石には駅員さん風ネコのイラストに「切符を拝見」と書かれています。秀逸です。

上り電車が通過した後の眺め。

※2021年4月撮影

駅前。電話ボックスの電話機が撤去されています。表に「公衆電話工事中 NTT」と貼ってありました。

※2021年4月撮影

金属製ラッチを斜めからアップで。右のトイレには時刻表。

※2021年4月撮影

宗太郎駅の時刻表。上り大分方面は、06:39の大分行と20:35の佐伯行。下りは06:54の延岡行が始発で終電です。お昼の宗太郎駅にはクルマで来るしかないのです。

※2021年4月撮影

上りホームに来ました。今まで日豊本線の下り列車でしか通過した事が無いので上りホームは初めてです。列車の発着するのはずいぶん先の嵩上げされた部分です。

※2021年4月撮影

下りホームの駅名標。

※2021年4月撮影

宗太郎駅は、1923年(大正12年)鉄道省が宗太郎信号場を開設。1947年(昭和22年)駅に昇格。無人化及び駅舎の解体撤去の日付は分かりません。

江戸時代元禄頃に宗太郎の集落ができました。豊後国岡藩(藩庁が豊後竹田岡城にあったので竹田藩とも呼ばれます)から藩命で近隣山林の管理を行っていた洲本宗太郎という人物の名前に因んで命名されたそうです。

跨線橋で下りホームに行きます。跨線橋下りホーム脇に石碑があります。

※2021年4月撮影

上りホームから、右下に少しだけ国道が見えました。※矢印 意外に近いのです。

※2021年4月撮影

跨線橋から鹿児島駅方面。次の市棚駅との間に宗太郎駅のある大分県と市棚駅のある宮崎県の県境があります。日豊本線は鎧川を渡る鉄橋の上で県境を越えます。国道を通った時に撮影すれば良かったですね。

※2021年4月撮影

こちらは小倉駅側。跨線橋を降りた部分のホームが嵩上げされています。

※2021年4月撮影

下りホームに降りる手前に信号場を駅に昇格させた初代駅長の功績をたたえる記念碑がありますが、ほとんど文字は判読できません。

※2021年4月撮影

下りホームに降りました。

※2021年4月撮影

イモリがいるという池があります。イモリは見えません。(笑)イモリは爬虫類ではなく両生類です。

※2021年4月撮影

ホーム待合室には駅ノート(左 ベンチの上のプラスチックケースの中)があり、ベンチには石にメッセージなどが書かれて並べられています。

※2021年4月撮影

ようやく積年の望みだった「昼間の宗太郎駅」を見ることができました。お付き合いありがとうございました。

次はちゃんと木造駅舎です。

(写真・文/住田至朗)

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。


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