近畿日本鉄道(近鉄)は、全線で7月3日にダイヤ変更する。

コロナ禍の利用者状況を見極め、列車の運転本数、運転区間、時刻などを見直す。

一般列車はとくに夜間時間帯の利用が大きく減少していることから最終列車の繰り上げを含む深夜時間帯の運転本数を見直す。また、一部区間で昼間の運転本数を見直す。

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特急列車は、特急を一部取りやめるほか、年間を通じて運転する定期特急の一部を臨時列車化する。

定期特急は平日51本・土休日59本減、一部臨時列車化

近鉄の定期特急は現状、平日全線合計417本・土休日全線合計446本。7月3日ダイヤ変更後の定期特急は、平日366本の51本減、土休日387本の59本減。全体で現状の87%に。

平日定期特急で大きく減便(一部臨時化)する区間は、大阪難波(大阪上本町)~伊勢志摩 17本減、京都~奈良 16本減。大阪難波~名古屋と京都~橿原神宮前では減便なし。

土休日定期特急で大きく減便(一部臨時化)する区間は、大阪難波(大阪上本町)~伊勢志摩 13本減、大阪難波~奈良 15本減、大阪阿部野橋~吉野 23本減。平日と同じく大阪難波~名古屋は減便なし。京都~伊勢志摩・京都~橿原神宮前は1本減にとどまった。

また、大阪阿部野橋~吉野で平日に運転する大阪阿部野橋10時10分発吉野行き、大阪阿部野橋14時10分発吉野行き、吉野12時34分発大阪阿部野橋行き、吉野16時04分発大阪阿部野橋行きの4列車は、「青の交響曲」で運転し、水曜日運休にする。

いっぽう区間延長も1本。土休日の大阪上本町9時50分発 宇治山田行き特急を、大阪難波発 鳥羽行きに区間延長。停車駅も見直す。