川崎重工業 兵庫工場でつくられている新型 電気式ディーゼル機関車 DD200形。

2017年からJR貨物むけに製造が続き、ことし5~6月にJR貨物グループの水島臨海鉄道や京葉臨海鉄道にむけたDD200形が納車された。

水島臨海鉄道むけは600番台、京葉臨海鉄道むけは800番台。その間を刻む700番台が、川崎重工業 兵庫工場を出場した。

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行き先はJR九州 熊本車両センター。

熊本車両センターには、国鉄時代に製造されたDE10形ディーゼル機関車がいる。

このDE10形を置き換えるかたちで新たに入れるくるまが、このDD200形電気式ディーゼル機関車。

画像はJR貨物DD200形1号機で同形式標準の赤色。JR貨物や水島臨海鉄道、京葉臨海鉄道などのDD200と大きく違うのは、そのボディ塗色。

熊本車両センターに在籍するDE10と同じく、ボディがブラック系で、ステップフロア部分がレッド系に、ボディまわりを加工用にたつ手すり・パイプガードは、オレンジ系に塗られている。

―――この川崎重工業製 DD200形は、ディーゼルエンジンで発電し、電動モータで駆動する、電気式ディーゼル機関車。

搭載エンジンサイズはDE10の水冷4サイクルV型12気筒と同じで、走行性能はDE10形相当とし、動軸数はDE10の5軸(E)よりも1軸少ない4軸(D)に。

軸重(1軸あたりの重量)を低くおさえ、DE10形式でしか入線できない線区へも入線できる。

◆京葉臨海鉄道にもDD200形電気式ディーゼル機関車、水島臨海鉄道の600番台につづき800番台
https://tetsudo-ch.com/11520274.html

◆水島臨海鉄道に新型車両 DD200-601 JR貨物 DD200と同形の電気式ディーゼル機関車
https://tetsudo-ch.com/11513446.html

◆JR貨物が機関車 EF210形11両 HD300形1両 DD200形6両を新製、構内フォークリフトも99台増強
https://tetsudo-ch.com/11018794.html