木造駅舎にはやっぱり瓦屋根【木造駅舎コレクション】051
※2021年4月撮影
トップ画像は、鹿児島本線隈之城駅1番のりばの下り鹿児島中央行電車。
では今回もロードムービー式で進めます。東市来駅から川内行に乗って終点の一つ手前、隈之城駅で降りました。奥は川内駅方面。遠ざかってゆく川内駅行電車が小さく見えます。上り電車も下り電車とのすれ違いがない場合は右側の1番のりば発着になります。
※2021年4月撮影
鹿児島中央駅方面左側に駅舎があります。頭上には構内跨線橋。
※2021年4月撮影
2番のりば駅名標。
※2021年4月撮影
隈之城駅は、1914年(大正3年)開業。現在の肥薩線が国防上の理由で当初は鹿児島本線でした。しかし1927年(昭和2年)川内経由の海側を走る路線が全通して鹿児島本線に制定されます。隈之城駅も同時に鹿児島本線の駅になりました。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR九州に継承されています。
開業当時駅所在地は、薩摩郡隈之城村でした、現在は鹿児島県薩摩川内市隈之城町字先崎。
跨線橋の下から駅舎が見えました。久しぶりに瓦屋根の本格的な木造駅舎です。嬉しいなぁ。
※2021年4月撮影
駅舎にはこんな駅名標もありました。古くはなさそうです。
※2021年4月撮影
鹿児島中央駅方面。駅の周りには住宅があります。
※2021年4月撮影
駅舎の方に戻って跨線橋で2番のりばに行きます。構内跨線橋の北側に駅外の跨線橋が並んでいます。
※2021年4月撮影
跨線橋の階段から、瓦屋根は駅出入口の切妻がとても凝った造りになっています。あまり見たことのない屋根です。
※2021年4月撮影
鹿児島中央駅方面。反対側には駅外跨線橋がすぐ傍にあるので何も見えません。
※2021年4月撮影
跨線橋から駅舎、周囲は山々に囲まれています。
※2021年4月撮影
ホーム側駅舎正面。駅出入口の切妻が不思議な形で見えます。軒も瓦屋根だったらもっと良いと勝手に思っています。
※2021年4月撮影
とは言え、指宿枕崎線の3駅がリニューアルされたモダンな駅舎でしたし、鹿児島本線の1駅目東市来駅もリニューアルされた駅舎でした。久しぶりに瓦屋根の木造駅舎なのでしみじみ「良いなぁ」と眺めました。
※2021年4月撮影
では1番のりばに戻って駅舎に入ってみましょう。
(写真・文/住田至朗)
※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。
※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。