九州西の大動脈鹿児島本線です【木造駅舎コレクション】050
※2021年4月撮影
トップ画像は、2020年(令和2年)10月にデビューしたJR九州「36ぷらす3」、黒い787系の特別な車両です。鹿児島中央駅で鹿児島本線に乗るためにホームに行ったら停まっていました。
ボディーカラーが黒というのは素人には撮影がとても難しいです。つや消しならば色として感じられますが、艶やかな黒は写り込みが美しい分、そもそも「色ではない」のではないか、と思うほど人間の目とカメラでは違うものになってしまうのです。
※2021年4月撮影
残念ながらフトコロがクールな青春18きっぱーに豪華列車は無縁です。
実際にはこちらの川内行で木造駅舎に向かいます。既に小倉駅から鹿児島駅まで日豊本線で東側の大動脈を南下しました。今度は鹿児島駅から西の大動脈鹿児島本線を北上します。今回のお目当ては東市来駅。
※2021年4月撮影
東市来駅で下車。島式ホームです。奥は鹿児島中央方面。
※2021年4月撮影
川内駅方面にスロープと構内踏切があって右に見えている木造駅舎に行きます。2018年までは構内跨線橋がありましたが、日置市による駅のバリアフリー化で跨線橋が撤去されスロープと構内踏切が設置されました。
※2021年4月撮影
ホーム側駅舎正面。古い駅舎には見えません。朝日新聞出版「週刊JR全駅・全車両基地」20巻に東市来駅の古い写真がありました。現在の駅舎は古い木造駅舎をリニューアルしたものです。
※2021年4月撮影
構内踏切から鹿児島中央方面。右が新しく設置されたスロープで、雨風をしのげる様になっています。
※2021年4月撮影
鹿児島本線は、鹿児島駅から東市来駅までは複線ですが、この先は単線になります。
※2021年4月撮影
改札口にはICカード簡易改札機があります。
※2021年4月撮影
待合室には木製ベンチ。外観に比べるとどこかしら大正時代に建てられた木造駅舎の面影があります。筆者の荷物(10日分の着替え)が置いてあります。
※2021年4月撮影
窓口の営業時間は、7:30~17:30(水曜日と12/31、1/1は休み。土休日は9:00~15:00)、正午過ぎなのでお昼休みの様です。
※2021年4月撮影
近距離きっぷ運賃表。
※2021年4月撮影
駅出入口。リニューアルが完璧過ぎて古い駅舎の姿は全く感じられません。
※2021年4月撮影
北西側から。
※2021年4月撮影
南東側、右はバリアフリーのスロープです。
※2021年4月撮影
島式ホームの幅が狭いので駅の外から駅名標を撮りました。
※2021年4月撮影
東市来駅は、1913年(大正2年)開業。1990年(平成2年)駅は無人化されましたが、有人化を経て再度無人化、現在は曜日・時刻で有人駅になっています。
左にスロープが作られています。正面は階段で駅に上がります。
※2021年4月撮影
国道3号線を渡って駅を撮りました。
※2021年4月撮影
ホームに戻って川内行を待っていたら鹿児島中央駅方面に貨物列車が通過しました。やはり大動脈です。
※2021年4月撮影
では次の木造駅舎に期待して移動します。
(写真・文/住田至朗)
※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。
※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。