木造駅舎 のようなもの【木造駅舎コレクション】054

2022.01.01

※2021年4月撮影

新年明けましておめでとうございます。2022年も鉄道チャンネルを宜しくお願いします。

トップ画像は、川内駅肥薩おれんじ鉄道高尾野駅。【木造駅舎コレクション】に初めて登場する鉄筋コンクリート平屋建ての駅舎です。元はJR九州鹿児島本線の駅でした。お馴染みの郵便ポストと電話ボックスがあります。

最初の頃に書きましたが【木造駅舎コレクション】は厳密な意味で「建築構造としての木造駅舎」を指すというよりも、筆者が恣意的に選ぶ「木造駅舎のようなもの」なのです。

・・・と言ふ理由で、跨線橋から駅舎を見ています。

※2021年4月撮影

跨線橋から川内駅方面。周囲は住宅と長閑な畑が広がっています。

※2021年4月撮影

これから向かう八代駅側。薩摩高城駅から海際を走ってきた肥薩おれんじ鉄道は折口駅の手前から右(東)にカーブして内陸部を東に進みます。出水駅手前で左にカーブして再び北上します。米ノ津駅から先は再び海際を通り、袋駅までの区間で車窓には海が広がりますが、すぐに見えなくなってしまいます。再び海が見えるようになるのはかなり先のたの「うら御立岬公園駅」から先になります。

※2021年4月撮影

高尾野駅前が見えました。

※2021年4月撮影

改札口、バリアフリーのスロープがあります。

※2021年4月撮影

下り方面は1番のりばです。古びた木製ベンチが良いです。木造駅舎ではありませんが、長年にわたって利用してきた多くの人たちの息づかいが感じられる空間です。

※2021年4月撮影

駅名標。

※2021年4月撮影

高尾野駅は、1923年(大正12年)鉄道省川内線の駅として開業しました。1927年(昭和2年)八代駅~鹿児島駅間が鹿児島本線に編入されます。1956年(昭和31年)木造駅舎に換わって現在の駅舎が完成。1970年(昭和45年)鹿児島本線CTC化。1984年(昭和59年)駅は無人化。高尾野駅は、国鉄分割民営化でJR九州に継承。2004年(平成16年)肥薩おれんじ鉄道に移管。

待合室は周囲に木製ベンチ。空のガラスケースが少し寂しいです。右は筆者の肩掛け。左には肥薩おれんじ鉄道のN氏のかばん。この駅で八代駅から来られた肥薩おれんじ鉄道のNさんと合流しました。

※2021年4月撮影

窓口側にはかつて窓口があったという痕跡が残っているだけです。

※2021年4月撮影

駅出入口。

※2021年4月撮影

駅前にはタクシーが客待ちをしていました。

※2021年4月撮影

駅の写真を15分ほどで撮り終えたのでNさんと次の上り列車を待ちました。Nさんは駅舎の元事務室部分なども撮影すると思って鍵などを持参されていました。

【木造駅舎コレクション】では通常のきっぷで誰もが入れる場所だけを撮影する旨をお伝えすると「それで立ち会いは不要ということだったのですね」と笑っておられました。高尾野駅に8時前に来るためにNさんは八代駅を朝の5時台に出発されたのでしょう。お休みの日なのに申し訳ないです。

駅前には手打ちそばの食堂があります。

※2021年4月撮影

ではNさんと佐敷駅に向かいます。

(写真・文/住田至朗)

※木造駅舎など肥薩おれんじ鉄道さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。


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