自動運転の実現に向けた新型車両(イメージ)

東武鉄道が前年度の決算発表を行いました。同時に公開された資料によると、東武鉄道では、運転士のいないドライバレス自動運転の新型車両の大師線での実証実験を目指すとともに、東武アーバンパークラインの新型80000系車両や東武東上線の新型90000系車両といった快適性・環境性能に優れた新型車両の導入することで、持続的な鉄道事業の確立を目指すとしています。

ドライバレス自動運転

ドライバレス自動運転の実現に向けては、新型車両の設計等が実施されます。このドライバレス車両は、まずは「大師線」を起点として2026年度~2027年度に4編成が導入され、2028年度以降に検証のための運転が実施されます。将来的には「亀戸線等」へも展開される予定で進めらるようです。

合わせて、ワンマン運転区間を全線へ順次拡大していくことで、労働人口減少下でも安定した輸送を提供する体制づくりを行うとしています。

快適性・環境性能に優れた新型車両

東武東上線 新型90000系車両(イメージ)

快適性・環境性能に優れた新型車両の導入も目指しています。
2025年3月8日からの東武アーバンパークラインへの新型80000系車両導入に加え、2026年からは東武東上線に新型90000系車両が導入される予定です。これにより、快適性や利便性の向上、消費電力削減による環境負荷低減が実現されるとしています。

(参考)新型80000系・90000系の詳しい情報はコチラ https://tetsudo-ch.com/13000697.html

その他にも、車両に架線・線路等を監視するカメラ・検測機器を搭載するなどで、デジタル技術を活用した施設状態監視による安全性・効率性の向上をおこなったり、2030年代半ばまでにホーム柵を約100駅に整備するなど安全性の更なる向上を目指すことで、持続的な持続的な鉄道事業の確立を目指すとしています。

(画像:東武鉄道)

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