やっぱり木造駅舎には瓦屋根です【木造駅舎コレクション】056
※2021年4月撮影
トップ画像は、川内駅肥薩おれんじ鉄道佐敷駅。ようやく瓦屋根の木造駅舎です。駅舎前の木々が大きく育っているので駅舎自体はあまり見えません。
少し寄りましたが立派な木々に遮られてしまいます。
2021年4月撮影
広い駅前広場があります。駅舎は駅が開業した大正14年(1925年)のオリジナルですが屋根は瓦が葺き直されていてキレイです。
※2021年4月撮影
駅外の跨線橋に上がってみます。後で上りますが構内跨線橋からは窓が無いので外は見えませんでした。
※2021年4月撮影
跨線橋から佐敷駅。こちら側には貨物列車運行時代の側線が残っています。貨物列車自体は現在も旧鹿児島本線の肥薩おれんじ鉄道線で運行されています。ディーゼル車両の肥薩おれんじ鉄道線が電化を維持しているのはJR貨物列車のためなのです。もちろん佐敷駅で貨物取扱はありません。
※2021年4月撮影
駅前に戻ります。
※2021年4月撮影
駅出入口。建物財産標は見当たりませんでした。既述の様に駅が開業した時からのオリジナル木造駅舎です。肥薩おれんじ鉄道では、この後に訪れる日奈久温泉駅舎に次いで二番目に古いものです。
※2021年4月撮影
正面に改札口。乗車券販売機が設置されています。
※2021年4月撮影
待合室。1枚板のベンチがあります。右のガラスケースに何か飾られています。
※2021年4月撮影
佐敷駅が、アニメ「放課後ていぼう日誌」に登場する駅のモデルになった様です。声優さんたちのサインと「放課後ていぼう日誌」ラッピング車両の写真です。
※2021年4月撮影
待合室から窓口側。ホームにでてみましょう。
※2021年4月撮影
改札口。古い駅名標がありました。
※2021年4月撮影
八代駅方面。跨線橋にも上がりましたが既述の様に外は見えませんでした。右はバリアフリーのスロープ。
※2021年4月撮影
こちらは川内駅方面。行き違いがない場合、列車は上り下りともこちらの1番線ホーム発着です。
※2021年4月撮影
先ほど行った駅外の跨線橋が見えます。
※2021年4月撮影
肥薩おれんじ鉄道の駅名標。
※2021年4月撮影
佐敷駅の開業は1925年(大正15年)。1984年(昭和59年)まで貨物を取扱っていました。2004年(平成16年)駅は肥薩おれんじ鉄道に移管されました。
9時55分に着いて、次の上り列車まで79分もあったので、駅横のトイレのところで野良猫クンとしばらく遊んでいました。彼(彼女?)は捕まえたトカゲに興味津々。トカゲを殺さず触っていました。まだ幼いネコは逃げないし可愛かった、誰かが餌をあげているのか丸々と太っていました。
※2021年4月撮影
では日奈久温泉駅に向かいます。
(写真・文/住田至朗)
※木造駅舎など肥薩おれんじ鉄道さんの許可をいただいて撮影しています。
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。
※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。