【木造駅舎カタログ】東海道本線006 掛川駅

2021.08.06

※2020年8月撮影

トップ画像は、東海道本線掛川駅。またまた木造駅舎は見事に改修されています。・・・というか、駅舎はいったん解体され耐震補強された骨格に旧・木造駅舎の姿を実際に使われていた木材を貼り付けて復元したのです。

それについては掛川市のサイトに記録があります。

厳密には右の建物(JR東海ツアーズ)はオリジナルの駅舎ではないので、復元された駅舎の姿はこちらですね。

※2020年8月撮影

駅前の西側から。

※2020年8月撮影

掛川駅は1933年(昭和8年)開業。1940年(昭和15年)に二代目木造駅舎に改築。第二次世界大戦の戦火や風水害を生き延びてきましたが、時代の要請で耐震工事が必要になります。2009年(平成21年)「掛川駅木造駅舎を保存する会」が設立され掛川市長からJR東海に木造駅舎保存の要望が出されます。翌年あらためて「掛川駅木造駅舎を保存・活用する会」が設立され寄付金を募集。JR東海も掛川市と木造駅舎外観を復元する耐震化工事実施で合意。実際の工事ではオリジナル駅舎に使われていた和釘や木材が再利用されています。2014年(平成26年)復元された駅舎が完成。

駅舎だけということでカメラは寄ります。

※2020年8月撮影

復元された掛川駅木造駅舎の供用が始まった日に配布されたリーフレットにはケネディ合衆国大統領のお嬢さんキャロライン駐日アメリカ合衆国大使のメッセージも載っています。

東側には地下道で南口にいける自由通路があります。実はホーム側から見た木造駅舎が素晴らしいのですが、これは実際に東海道本線に乗って掛川駅のホームからご自分の目でお確かめください。

※2020年8月撮影

旧・木造駅舎の外装材を使っているので風雪に耐えた駅舎の風格が感じられます。

※2020年8月撮影

北口駅前広場には二宮金次郎の銅像。私たちが子供の頃、昭和30~40年代の小学校の校庭にはこの姿が見られたものです。

※2020年8月撮影

駅前の清涼飲料水自動販売機も木製の外版で覆われています。木造駅舎へのこだわりを感じます。

※2020年8月撮影

オリジナルの古風な木造駅舎はもちろん貴重ですが、掛川駅の様に将来に向けた耐震工事後にオリジナル木造駅舎を復元するというのも素晴らしい木造駅舎保存の方法です。

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は安全最優先、あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


LINEで送る

オススメ記事

こちらの記事もオススメです