JR西日本「WESTER」で特急停車駅から先の移動がスムーズに!山口市と連携した実証実験 観光客も地元の人も便利に
JR西日本は、山口市、AI配車アプリなどを提供するREA社と協力し、特急列車停車駅から目的地までの二次交通案内を改善する取り組みとして、MaaSアプリの経路検索から二次交通の案内、予約を可能にする実証実験を始めます。実施期間は2025年10月1日~12月31日(予定)。
この取り組みは、令和7年度「日本版MaaS推進・支援事業」に選定されたもので、旅行者や地元住民の移動をさらに便利にすることを目指しています。
なぜこの取り組みを始めるの?
全国的にバスやタクシーなどの運転手が不足し「地域の大事な足」や「観光客の足」を確保するのが難しくなっています。
山口市内では、特急列車停車駅などから目的地への二次交通手段が「一定程度利用できるにもかかわらず、有効活用がなされていない」(JR西日本)など、鉄道と二次交通の連携強化が課題となっていました。
目的駅からの、TAXIアプリやデマンド交通案内を表示
この新しい取り組みでは、JR西日本が提供する移動生活ナビアプリ「WESTER」を活用。具体的には、山口市内の特急停車駅である新山口駅・湯田温泉駅・山口駅を目的地とする経路検索画面、新幹線・特急列車の予約確認画面に「やまぐちTAXIアプリ」や着地エリア内のデマンド交通などの案内を表示させます。

これにより「やまぐちTAXIアプリ」の利用を促すだけでなく、デマンド交通についてはそのまま予約を可能とすることで、二次交通の認知と利便性向上を図ります。
実証実験の結果を踏まえて「山口デスティネーションキャンペーン」に向けた観光誘客、鉄道と二次交通の連携強化を図るほか、分析結果を令和9年度に予定されている「山口市地域公共交通計画」策定に活用します。
山口市を訪れる際は、ぜひ「WESTER」アプリを使って、もっと快適な旅を楽しんでくださいね。
(画像:PhotoAC、JR西日本)
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