【木造駅舎カタログ】山陽本線022/31 通津駅

2021.08.31

※2020年8月撮影

トップ画像は、山陽本線通津(つづ)駅。玖波駅は広島県でしたが、岩国駅を過ぎて通津駅は山口県岩国市にあります。

山陽本線の三原駅~海田市駅間を瀬戸内海沿いを走る車窓の素晴らしい呉線、そして岩国駅から櫛ケ浜駅(実質は徳山駅)まで山の中を走る岩徳線にも魅力的な木造駅舎がありますが既に書いた様に先に山陽本線を下関駅まで到着してから後に紹介します。

先回の玖波駅が最も美しい木造駅舎だとすれば。今回の通津駅は「絵本に出て来る鉄道駅」の様な木造駅舎です。背後の風景と小さな木造駅舎の組み合わせは本当に絵本を観ている様です。右には小さなトイレ。

※2020年8月撮影

駅舎の佇まいは海辺にあって最高に気持ちの良い山陰本線折居駅に似た雰囲気です。山陰本線にも素晴らしい風景の中に佇む木造駅舎がたくさんあります。お楽しみに。

週末の朝イチなので人の気配はありません。静かで蝉の声だけがウルサイくらいです。

※2020年8月撮影

駅出入口。日本国有鉄道の建物財産標がありましたが判読が難しく辛うじて昭和9年と読み取れました。駅が開業した1934年の建造です。

※2020年8月撮影

通津駅は、1934年(昭和9年)鉄道省山陽本線の駅として開業。1960年(昭和35年)貨物取扱廃止。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR西日本に継承されました。2004年(平成16年)窓口営業が平日のみになります。筆者が訪問した土曜日は窓口は営業していませんでした。

山陽本線はほぼ南北に走っています。駅の正面、東には安芸灘、駅の裏、西は徳山駅までの間が山地です。

※2020年8月撮影

切妻屋根に平入りの切妻屋根の出入口。何度か筆者が文句を言ってきた木造駅舎の出入口ですが、この形がある種基準的な姿だと思います。

※個人的な感想です

※2020年8月撮影

海が近いので駅舎はトタンで覆われています。オリジナルは木材が貼られていたのでしょう。右手前、トイレの板塀、子供の頃にはあちこちで見かけましたが最近は滅多に見ることがなくなりました。

※2020年8月撮影

駅前を進むと国道188号線に当たります。その向こうはすぐに通津港です。住宅が並んでいます。郵便ポストが右にあるのが分かりますか?(黄色い矢印付けました)

※2020年8月撮影

南側から。相対式ホーム、上りホームの待合室が見えます。

※2020年8月撮影

南側の妻壁はトタンが違っています。まるで切り落とした様に窓もありません。過去にはもう少しこちら側に駅舎があったのかもしれません。

※2020年8月撮影

駅の北側、トイレの向こうは駐輪場です。週末の朝なので自転車は少ないです。見えている道を進むと御旅所があります。

※2020年8月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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