【木造駅舎カタログ】東海道本線/補遺011/47 東田子の浦駅
※2020年12月撮影
トップ画像は、東海道本線東田子の浦駅。富士山が見える駅です。天気が良くてよかった!
真っ先に山部赤人の「田子の浦に うち出でてみれば 白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ」(百人一首)が浮かんできました。田子の浦は駅の南300m。徒歩で数分です。
※2020年12月撮影
東田子の浦駅は、1949年(昭和24年)旧国鉄東海道本線に新設開業。1984年(昭和59年)荷物取扱廃止。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東海に継承され駅舎が大幅に改修されています。改修というよりもほとんどリニューアルですね。
※2020年12月撮影
駅前に六王子神社があります。その角に立派な「東田子の浦駅開業記念」石碑が建てられていました。文字はちょっと小さくて読み辛いです。
※2020年12月撮影
その足下にあった解説板が読み易いので助かりました。石碑と内容は同じですが簡略化されています。写真はオリジナルの木造駅舎だと思われます。
※2020年12月撮影
2019年9月の日付で「東田子の浦駅」開駅七十周年として、以下の内容が書かれていました。
開駅までの主な経緯
1 鉄道当局への開駅陳情
大正9年と昭和13年の2回陳情が行われたが共に戦後の経済大恐慌で取り上げられず
2 太平洋戦争昭和20年8月15日終戦
青年団立ち上がる 生活窮乏 青少年健全育成が急務の時代
3 期成同盟設立 会長に増田氏
近隣町村賛同広がる
4 新駅設置は総工費全額地元負担
釘1本も配給の時代 建設の労力住民奉仕 竣工届で国有鉄道のものになる
5 公共福祉に対する果敢な情熱に燃えた地域総ぐるみの気概
増田会長が私財投げ打つて難題克服
6 昭和29年9月15日開駅
住民が自らの手で建てた駅舎は、JR東海さんがキレイにリニューアルしています。
※2020年12月撮影
リニューアルが完璧なのでほとんどオリジナル駅舎の面影はありません。
※2020年12月撮影
駅出入口に富士山が表現されています。使われているのは木片だったかな。
※2020年12月撮影
駅の正面。左が六王子神社。突き当たりは旧東海道。田子の浦はその向こう側。
※2020年12月撮影
※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。
(写真・文章/住田至朗)