【木造駅舎カタログ】岩徳線005/62 周防久保駅

2021.10.01

※2020年8月撮影

トップ画像は、岩徳線周防久保駅。駅舎の背後をそのまま南に行けば山陽本線の光駅があります。その間に烏帽子岳(412m)がそびえています。つまり山間部なのです。北側は中国山地にはさまれています。

暑い日なので日影にクルマを駐めてドア全開で涼んでいる方がいました。確かにクルマを駐めることのできる日影は探すと意外に少ないのです。

岩徳線は、岩国市の岩国駅から高水駅で周南市に入り、この周防久保駅で下松市に入りました。櫛ケ浜駅で再び周南市に戻ります。徳山駅も周南市です。周南市はUを逆さにした様になって下松市が挟まっているのです。

屋根はトタン葺きです。手前の一段下がった切妻屋根はスレート葺き。駅舎のホームに突き出した庇も同じスレート葺きでした。右奥にはキリスト教の教会があります。

※2020年8月撮影

周防久保駅は、1934年(昭和9年)岩徳西線が周防花岡駅まで延伸された際に開業。年末に全通し山陽本線になりました。1944年(昭和19年)山陽本線が元の海側に戻され、岩徳線の所属駅になります。1982年(昭和57年)簡易委託駅を経て無人化。

※2020年8月撮影

西側。待合室の窓も暑いので全開。妻壁から電線が不思議な出方をしています。

※2020年8月撮影

東側には引き込み線の終端部がありました。夏草に埋もれています。右は上りホームとホーム上の小屋。左には県道が走っています。

※2020年8月撮影

駅出入口。ちょうど正午。この駅も上り方面が11時33分の次は、14時8分、16時5分。下り方面は9時16分の次、12時26分が来て、14時8分と運転間隔が開きます。涼んでいる軽自動車の方以外に人影は見かけませんでした。クルマを駐めて涼んでいても邪魔をされない穴場かもしれません。突然来て炎暑の下、チョロチョロ駅を撮影している筆者を不思議そうに見ていました。

※2020年8月撮影

駅前。高架は国道2号線花岡バイパス。久保の市街はその北西側に広がっています。町の北側を山陽新幹線が通り、さらに北を山陽自動車道が走っています。駅の西の方には、葉山という工場が集まったエリアもあります。

※2020年8月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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