いまだ収束の気配をみせず、新型コロナウイルス感染者が毎日拡大しているなか、森永製菓から衝撃の研究結果が公開された。

森永製菓は、同社独自の機能性表示対応食品素材「パセノール」の機能性関与成分「ピセアタンノール」に新たに安静時や日常活動時の脂肪燃焼を促す機能があることを確認。

パセノールは、パッションフルーツ由来のポリフェノール成分「ピセアタンノール」を、森永製菓の特許技術で抽出して完成させたもの。

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同社は9月15日、東京都港区芝の本社屋で、「パセノールに関する研究成果・記者発表会」を開催。

森信也 取締役上席執行役員研究所長と森永製菓 研究所 健康科学研究センター 森貞夫 研究員 が登壇し、今回の研究成果を発表した。

日常生活で消費エネルギーとして脂肪燃焼!

コロナ禍でおうち時間や在宅勤務が増えるいま、パッションフルーツ由来のポリフェノール素材「パセノール」に、安静時や日常運動活動時問わず、脂肪燃焼を促す機能があることについて、森貞夫 研究員 がこく説明する。

―――本研究では、20~40代の健康な成人男女9名を対象に、安静時、および日常活動レベルの運動時の呼気ガスを測定し、脂肪の燃焼割合(脂質代謝比率)の変化を、対照食(プラセボ)摂取の場合と比較した。

その結果、プラセボ摂取7日後と比較して安静時や日常活動時問わず脂肪消費量が、パセノール摂取7日後は上がるという結果が確認できた。

この結果は、コロナ禍でおうち時間や在宅勤務が続く時期、日常生活で消費するエネルギーとして脂肪燃焼を促すことが期待できる。

これまで当社では細胞実験や臨床試験を通して、血球系株化細胞で長寿遺伝子(サーチュイン)の発現を誘導する機能や、ヒトの肌の弾力を維持し、角質層の水分を高める機能など、パセノールのさまざまな機能を明らかにしてきたなか、「脂肪燃焼を促す作用」が確認されたのは初めて。

3つの機能性表示対応

こうした森永製菓の研究結果から、3つの機能性表示に対応できるようになった。

その3つの機能性表示とは、「安静時や日常生活時の脂肪消費」「肌の潤いを守る」「肌の弾力を維持」で、“トリプルクレーム”の表現が可能に。

パセノールの美容機能

パセノールが含有するピセアタンノールは、アンチエイジング成分として注目されているレスベラトロールと非常によく似た構造をしている。

経口摂取後のピセアタンノールAUCは、レスベラトロールの2倍。若さと健康を保つ上で重要な長寿遺伝子(サーチュイン)を活性化する機能のほか、ヒトにおいても「角層水分量を増加させ、乾燥しがちな肌のうるおいを守る」機能や、「皮膚粘弾性の低下を抑制し、肌の弾力を維持する」機能が確認されている。

森永製菓のパセノール研究の歴史

森永製菓は2006年から、健康機能素材開発をテーマに、植物の持つアンチエイジング機能を題材に研究を開始した。

研究員が幼少期を過ごしたオーストラリアで、身近な素材だったパッションフルーツに注目し、パッションフルーツの種子にポリフェノールの一種「ピセアタンノール」が多く含まれていることを発見。

2010年にはパッションフルーツ抽出エキスに健康・美容面での効果があることを確認し、2012年には種子から成分を抽出することに成功。翌年『パセノール』と命名し、同社が登録商標を取得した。2016年からは、食品原料供給を開始している。

森永製菓が取り扱うパセノール素材は、粉末と液体の2種類。錠剤・タブレットなど固形の食品には粉末原料、飲料やゼリー・冷菓には液体原料と用途別に用意。そのほか、化粧品原料としてのパセノールも取り揃えているという。

◆森永製菓 パセノール
https://www.morinaga.co.jp/passienol/