椿温泉から少し離れています【木造駅舎カタログ】紀勢本線29/198 椿駅

2022.06.29

※2020年12月撮影

トップ画像は、紀勢本線椿(つばき)駅。山々や閑かな里の様子など最高に気持ちの良いロケーションの中に駅がありました。

しかし紀伊日置駅から国道42号線を走って来て、温泉街が見えたので「おっ、椿温泉に来たな」と思った途端、滝の川の手前、朝来帰(あさらぎ)交差点の信号を山側に曲がって県道215号線を1km以上東に走った山の中に椿駅がありました。クルマなら交差点から比較的にすぐです。でも徒歩なら20分ほどかかります。

駅舎の奥は新しく作られたトイレ。この駅も洗った様に人の気配がありません。文字通り“森閑”としています。

※2020年12月撮影

椿駅は、1935年(昭和10年)国有鉄道紀勢西線が紀伊富田駅からこの駅まで開通した時に開業しました。既に五能線に1926年(大正15年)開業の椿駅があったため当初は紀伊椿駅でした。五能線の椿駅が 1959年(昭和34年)に八森駅と改称されたことで紀伊椿駅は、1965年(昭和40年)椿駅に改称されます。1936年(昭和11年)紀勢西線は周参見駅まで延伸。1959年に全通で紀勢本線の所属駅になります。1985年(昭和60年)駅は簡易委託化。1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化でJR西日本の駅になりました。2003年(平成15年)無人駅になっています。

駅の周囲には椿が植えられているそうですが、椿の花期は2月からなのでまだ咲いていません。というかホーム側に植えられている様です。

※2020年12月撮影

駅出入口。駅名の横に椿の花があります。これは良いですね。待合室もキレイに掃除がされて花が飾られていました。プランターにも花が植えられています。

※2020年12月撮影

駅舎の前から下り和歌山駅方面の朝来帰トンネル(604m)の坑口が見えました。同じ時間に撮影していますが太陽が出たり入ったり・・・。(笑)

※2020年12月撮影

望遠レンズで気合いの手持ち撮影を試みていたら、偶然ですが上り新宮行電車が来ました。2021年の3月まで使用されていた105系電車、新造車3扉です。もうこの青い電車に紀勢本線では乗ることができません。寂しい・・・。関東エリアでは見ることのない117系電車。紀勢本線で過去に乗ったことを懐かしく思い出しました。

※2020年12月撮影

駅から再び国道42号線に戻って海越しに椿温泉の大きなホテル。

※2020年12月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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