和歌山線最後に最古の木造駅舎【木造駅舎カタログ】和歌山線14/227 香芝駅

2022.07.28

※2020年12月撮影

トップ画像は、和歌山線香芝(かしば)駅。高田駅を過ぎていよいよ和歌山線も終点・王寺駅間近です。和歌山線最後の木造駅舎になりました。

瓦屋根の古い木造駅舎ですが、建物財産標や建物資産標は見つけられませんでした。出入口部分に装飾的(?)に付加された上屋と壁面があります。しかし出入口は木製の古い引き戸が残されていたので、この出入口に付加された造作の意味が不明です。JR西日本が無意味なコトにお金をかける理由がないので「何らかの理由」が有るのでしょうが、筆者には想像できません。

オリジナルの木造駅舎は屋根の瓦が葺き直されています。外壁もキレイに改修されています。この奇妙な出入口に違和感を覚えるのは筆者だけ?

※2020年12月撮影

香芝駅は、1891年(明治24年)に大阪鉄道が開業した古い駅です。和歌山線で見てきた木造駅舎では最古の歴史があります。開業時は下田駅でしたが、その後、110年以上経った2004年(平成16年)香芝駅に改称されています。香芝は駅が所在する奈良県香芝市に由来すると思われますが、駅は香芝市下田西にありますからそのまま下田駅でも不都合はなかったとも思います。しかも香芝市の中心は近鉄大阪線の五位堂駅付近、香芝市役所は同じ近鉄大阪線の近鉄下田駅の方が近いのです。

地図を見ても香芝駅周辺の道路は狭いので自転車でのアクセスが多いのでしょう。駅舎の南北に少し離れて大きな駐輪場が二ヵ所ありました。

1900年(明治33年)関西鉄道が大阪鉄道路線を承継します。他の和歌山線の駅と同様に関西鉄道の国有化で線路名称制定後に国有鉄道和歌山線の所属駅になっています。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR西日本に継承されました。

駅舎の手前は構内から利用するトイレです。

※2020年12月撮影

駅出入口。駅舎内待合室の右に見えるのが新聞の自動販売機。右の窓下に新しいベンチが置かれていました。みどりの窓口のある有人駅です。自動改札機が設置されていました。

※2020年12月撮影

駅舎は上り1番ホームに面しています。構内跨線橋で島式ホームに渡ります。2番線は退避用で下り電車は3番線です。

和歌山線の木造駅舎14駅を見てきました。次回は、さて、どこの木造駅舎に出かけましょうか。

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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