「鉄道ワークショップ2025」ポスター(左)や東京メトロ総合研修訓練センター・東大生研 駒場Ⅱリサーチキャンパス(右)(画像:東京メトロ)

夏休みの中高生に、鉄道の総合研修訓練センターの実習や大学研究室でのワークショップを通じてまちづくりに果たす鉄道の役割を学ぶ、東京メトロと東京大学生産技術研究所(生研)コラボの「鉄道ワークショップ2025」が2025年7月25日に開かれる。2013年から続く人気企画で、今回のテーマは「都市を支える鉄道ネットワーク」。参加者は課題作文で選考する。

【参考】ハンドルのない鉄道車両はなぜカーブを曲がれるのか? 東京メトロと東大生研のワークショップで中高生が学ぶ【コラム】(※2023年7月掲載、鉄道ワークショップ2023のレポート)
https://tetsudo-ch.com/12899713.html

中高生各30人の募集で、中学生は午前中がメトロの総合研修訓練センター(東京都江東区)での鉄道ダイヤ作成実習と模擬駅、運転実習線などの見学、午後が東大生研駒場Ⅱリサーチキャンパス(東京都目黒区)での「都市と社会をつなぐ鉄道の仕組み」を考える講義とディスカッション。高校生は逆順だ。

2016年4月に開所したメトロ総合研修訓練センターは、地上、地下それぞれに見立てて実際の線路を敷いた実習線があって、社員教育に活用される。

【参考】地元中学生らが05系を運転、車掌業務も体験 東京メトロの総合研修訓練センターで初の試み(※2022年11月掲載)
https://tetsudo-ch.com/12820443.html

東大生研は、次世代育成オフィス活動と銘打ち、青少年の科学技術への興味を喚起する産学連携による実践教育に力を入れる。

応募は専用フォームから(東京メトロまたは東大生研のホームページで検索)。課題作文のテーマは「これからの都市において、鉄道はどんな役割を果たしていくでしょうか?」。文字数200~400字で、応募締め切りは2025年6月8日。

記事:上里夏生

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