※今回は「写真で見る懐かしの鉄道車両【東北編】」シリーズの番外として、新型車両3000系への置き換えが予定されている仙台市交通局1000系の「懐かしの」姿をお届けします。(鉄道チャンネル編集部)

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仙台市は2021年11月現在、人口約109万人を擁する東北最大の都市です。その仙台に地下鉄が開業したのは1987年7月15日で、南北線富沢-八乙女間でした。地下鉄ではありますが、当時の終点八乙女付近はまだ開発中の地域であり、「地下鉄」という名前とは不釣り合いな景色のなかを走っていました。

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八乙女を出た電車は、カーブを曲がりながら勾配を下ってゆき、市街に向かって進んでいきます。南北線は、仙台駅から向かうと、黒松駅の手前で地上に出て、その先の八乙女(現在は泉中央)まで、このような地上区間を走行します。逆側では、終点の富沢駅の手前で地上に出ますので、両端が地上区間になっています。

その後、仙台市営地下鉄は、1992年に八乙女-泉中央間の延伸開業、2015年には東西線八木山動物公園-荒井間が開業し、現在の路線網となりました。

※各写真は一回の旅行で撮影しているわけではなく、複数回にわたるものを編集しています。

記事:芝系太