小海線が開通する以前 官有鉄道で最も標高の高い駅でした【木造駅舎カタログ】中央本線07/234 富士見駅

2022.08.04

※2021年09月撮影

トップ画像は、中央本線富士見駅。中央本線で最も標高の高い955.2mにあります。

ちなみに中央本線の最高地点は、中央本線西線(JR東海管轄)奈良井駅と薮原駅の間にある鳥居トンネル(2,157m)内の970.6m地点。

御存知の様にJRの鉄道最高地点1,345mは、小海線の清里駅~野辺山駅間。駅の標高でも9位までは小海線、この富士見駅が10位です。言い換えれば、1935年(昭和10年)に小海線が開通するまでは、富士見駅が官有鉄道で最も標高の高い駅でした。

北西側から駅舎。時刻は16時。

※2021年09月撮影

駅前は広い広場になっています。駅の東(右)側には南北自由通路の跨線橋があります。

※2021年09月撮影

「これぞ駅そば」というスタイルの店があります。駅舎内の待合室側にも窓口があってお蕎麦を食べているお客さんがいました。オナカもへってきたし、食べればよかった・・・。

※2021年09月撮影

1904年(明治37年)官有鉄道中央本線が韮崎駅からこの駅まで開通、富士見駅が終着駅として開業。翌年中央本線は、岡谷駅まで延伸。1980年(昭和55年)貨物取扱廃止。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東日本の駅になっています。

駅舎東側にコインロッカーと電話ボックス。

※2021年09月撮影

駅前広場の西側は駐車場になっています。周囲は雲をまとった山々。

※2021年09月撮影

駅舎正面にはユニークな看板の食堂がありました。コックさんの帽子をかぶったパンダがフライパンで玉子焼きを作っています。オレンジ色が最初は炎だと気がつきませんでした。(笑)

※2021年09月撮影

駅出入口。木の駅名標が良いですね。正面にICカードSuicaの簡易改札機があって単式下りホーム。構内跨線橋で上り島式ホームに渡ります。待合室には「入笠生そば(丸政)」の窓口があります。みどりの窓口もありました。

※2021年09月撮影

駅名標の下に2021年6月にオープンした富士見町の移住・定住相談室「富士見ウツリスムステーション」がありました。最初は何だか分からなかったのですが「ウツリスム=移り住む」なんですね。

※2021年09月撮影

明治末期には、美しい風光に惹かれて伊藤左千夫などアララギ派の歌人たちが好んでこの地を訪れていました。冬の厳しい寒ささえ覚悟できたら高原の清涼な空気を呼吸して暮らすのも悪くないかもしれません。

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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