旧中山道の宿場が続きます【木造駅舎カタログ】中央本線10/237 贄川駅

2022.08.07

※2021年09月撮影

トップ画像は、中央本線贄川(にえかわ)駅。とてもスッキリした木造駅舎です。駅前は丸い植栽があるロータリー風になっています。完全な逆光でしたが右手でカメラを持ち、左の手のひらで陽光を遮ることができたのでハレーションが防げました。

旧中山道/国道19号線の東側に駅があります。さらに中央本線の東には奈良井川が流れています。

※2021年09月撮影

贄川駅は、1909年(明治42年)開業。1911年(明治44年)線路名称制定で中央本線の所属駅になります。1972年(昭和47年)貨物取扱廃止。1985年(昭和60年)駅は無人化されました。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東海が承継。

駅舎は開業時のものを改修しながら使用しています。宿場町風に若干アレンジされている様です。右奥に見えるホーム、駅舎側が下り塩尻方面単式ホーム、構内跨線橋で渡る上り島式ホームには待合室がありました。

※2021年09月撮影

駅の周囲は山、また山。

※2021年09月撮影

駅舎の横に2009年(平成21年)に改造されたトイレがあります。この屋根がひじょうに珍しい石置屋根(いしおきやね)。針金や釘が貴重品だった江戸時代初期に用いられた屋根の葺き方です。要は石で木板を押さえて固定しました。筆者はあまり眼にしたことがありません。

※2021年09月撮影

その横に「贄川宿」の観光案内板がありました。贄川駅の北側、日出塩駅との間にある桜沢に「これより南 木曽路」の碑があります。峻険な山々の間を奈良井川の削った谷に沿って南下します。贄川宿は、中山道六十九次の三十三番目の宿場、木曽路の北側の防衛拠点として建武二年(1234年)に関所が設けられたと書かれています。

※2021年09月撮影

中央本線贄川駅の南に旧関所が復元され「木曽考古館」になっています。

駅出入口も宿場風。郵便受け風の郵便ポストが洗馬駅に続いてこの駅にもあります。待合室は広く、キレイに改修されていました。窓沿いに作り付け木製ベンチ。出札窓口は塞がれて壁になっていますが、小荷物・チッキの窓口はそのまま残っていました。

※2021年09月撮影

せっかくの駅名標が見えないので屈んで望遠レンズで撮りました。待合室の天井が高いことが見てとれます。

※2021年09月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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