ナウマンゾウの野尻湖ではありません【木造駅舎カタログ】中央本線18/245 野尻駅

2022.08.15

※2021年09月撮影

トップ画像は、中央本線野尻駅。野尻というとついつい同じ長野県でも北の野尻湖、ナウマンゾウの化石を想起してしまいますが、こちらははるか南、中山道野尻宿にある駅です。

回廊のある比較的大きな木造駅舎。

駅舎の北東側、記憶ではトイレか何かがあった場所を工事していました。

※2021年09月撮影

JR東海施設部建築課の発注でJR東海建設(株)が工事をしていました。右側に建物の基礎を作っていました。まさか新しい駅舎?

※2021年09月撮影

野尻駅は、1909年(明治42年)官設鉄道が三留野駅(現・南木曽駅)から延伸した際の終着駅として開業。線路名称制定で中央西線の駅になりました。1911年(明治44年)全線開通で中央本線に改称されます。1972年(昭和47年)貨物取扱廃止。1985年(昭和60年)駅員無配置駅になりました。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東海が駅を継承。

駅舎前にあるのは藤棚かな。残念ながら花の時期ではありません。

※2021年09月撮影

駅舎は駅が開業した時のものを改修しながら使っています。

※2021年09月撮影

駅舎正面アップ。窓口営業時間は8:30~12:30と掲示されていました。筆者が訪れたのはウィークデイの正午頃、駅員さんは窓口に座っていました。

※2021年09月撮影

姿勢を低くしてようやく出入口上の駅名看板が撮れました。この駅も郵便受けの様な郵便ポストです。正面が上り名古屋方面の単式ホーム。構内跨線橋で下りの島式ホームに渡ります。

※2021年09月撮影

次の木造駅舎は坂下駅です。国道19号線で向かいました。木曽川の対岸に国の重要文化財、近代化産業遺産に指定されている関西電力読書発電所があります。見えている発電所の建物は、1923年(大正12年)に完成したものです。「読書」というユニークな名前も気になります。

※2021年09月撮影

地図を見ると読書という地名があります。不思議な地名なので調べたら、読書と書いて「よみかき」と読むのです。1874年(明治7年)与川(がわ)村、三留野(どの)村、柿其(かきぞれ)村が合併して村を作った際にそれぞれの頭文字をとって「よみかき」村と付けたのです。1961年(昭和36年)吾妻村などと合併して南木曽町が誕生し読書村は廃止されました。現在は、南木曽町大字読書になっています。本好きの筆者には住んでみたくなる地名です・・・。

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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