終戦二日前の空襲で駅舎・ホームが全壊【木造駅舎カタログ】総武本線01/262

2022.09.01

※2021年12月撮影

トップ画像は、JR東日本総武本線成東駅。【木造駅舎カタログ】は、JR西日本山口線に続いて千葉県の木造駅舎を巡ります。筆者の住む三浦半島から横須賀線でダイレクトに行ます。

横須賀線からは、東京行の他に千葉方面に直結する総武線快速の津田沼行、千葉行、総武本線佐倉行、さらに成田空港行、内房線の君津行、外房線の上総一ノ宮行が運行されています。湘南新宿ラインは、東北本線の古河行、小金井行、宇都宮行が繋がっています。

烏山線を撮影に行って、宇都宮駅から逗子駅まで乗って帰ってきたことがありますが、JR東日本のE231近郊型電車の同じ席に3時間座っているのはちょっと不思議な気分でした。

余談はさておき、今回は千葉県の木造駅舎を巡ります。まずは総武本線の成東駅です。逗子駅から朝7時22分の千葉行に乗って、千葉駅で10分乗継待をして外房線の成東行に乗り換えて10時過ぎに着きました。乗車時間は2時間半をきっています。

成東駅は駅前ロータリーがとても広い。

※2021年12月撮影

成東駅を降りて駅前に出ます。東金線との乗り換えでホームに降りたことは何度かありましたが、駅の外に出るのは初めて。駅前ロータリーに面して「JR成東駅前広場案内図」が設置されています。

※2021年12月撮影

広大な駅前ロータリーをグルッと回ります。まず西側に行きました。

※2021年12月撮影

大きな石碑に「礎」と刻まれています。

※2021年12月撮影

説明板によれば、終戦直前の昭和20年8月13日、成東駅構内に停留中の軍弾薬積載貨車をアメリカ軍グラマン機が攻撃。国鉄職員15名と将兵27名が旅客・町民を避難させ貨車の隔離消火に努めましたが、弾薬が爆発し42名が亡くなってしまったのです。昭和32年十三回忌に「平和の礎と化した爆死者を悼んで」碑を建立したと書かれていました。爆発の翌々日に、戦争は終わったのに・・・。

バス乗り場の上屋が逆光を遮ってくれます。駅前ロータリー。

※2021年12月撮影

ロータリー横に、昭和23年創業の駅前食堂がありました。残念ながら準備中でした。

※2021年12月撮影

地方に行けば、旧国鉄の駅前には駅前食堂と駅前旅館が必ず並んでいるという懐かしいイメージがアタマにあります。東宝の「駅前シリーズ」映画の観過ぎかも知れません・・・。(笑)

長くなりそうなので成東駅は、2回に分けます。

※タイトルは『木造駅舎』となっていますが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎だけをとりあげているワケではございません。あくまでも筆者が好感を抱いた駅舎を恣意的に選ばせていただいています。外観が明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎カタログ】のまま進行いたします。悪しからずご了承ください。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)


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