京成電鉄は2022年2月26日(土)にダイヤ改正を実施する。

今回の改正では「スカイライナー」の青砥駅停車を60分間隔の「正式ダイヤ」とするほか、日中の本線「特急」を「快速」に変更するなど、列車種別の変更や行先の整理が行われる。

「スカイライナー」青砥駅停車が60分間隔に

現在は日中時間帯に80分間隔で運転されている青砥駅臨時停車列車を、上りは12号から60号、下りは11号から65号まで60分間隔の正式ダイヤで運行する。押上・都営浅草線・京急線方面からの成田空港アクセスの利便性向上を図る。

スカイライナー停車駅(青砥駅停車は一部列車のみ) 画像:京成電鉄

ADVERTISEMENT

また、青砥駅発着の「スカイライナー券」はチケットレスサービスで購入できるようになる。前売り発売は2022年1月26日(水)からで、駅のライナー券売機では、2月26日(土)から発売する。

深夜時間帯では成田空港発スカイライナー最終列車の運転時刻を変更。82号を現行の23:20発から23:00発に繰り上げることで、深夜時間帯の運転間隔を30分に統一する。

2020年10月から始まった北総線経由の「臨時ライナー」は、運転時刻を変更し当面の間運行する。各駅の発着時刻は最大で6分ほど前後する見込み。

日中の本線特急は消滅

「スカイライナー」を除く一般列車の種別・行先等も整理される。

日中時間帯における京成本線の「特急」を「快速」に変更し、特急通過駅における乗換利便性の向上を図る。

下りの「快速特急」は京成高砂駅にて「アクセス特急」成田空港行、上りの「アクセス特急」は青砥駅にて「快速特急」京成上野行と接続し、京成上野・日暮里~成田空港間の速達性を確保する。

また平日夜間においては、都営浅草線から京成成田方面へ向かう「快速特急」の一部列車の種別を「特急」に変更。京成佐倉~京成成田間の各駅へ乗り換えなしで利用出来るように。

深夜時間帯には成田空港勤務者などエッセンシャルワーカーを中心とした利用者の利便性向上を図り、増発も行われる。成田空港発 宗吾参道行の列車を23時台に増発し、最終列車は 24:09 成田空港発 24:24 宗吾参道着に。

成田空港発列車の増発(画像:京成電鉄)

成田空港上り最終列車の「快速」京成高砂行は「普通」に種別変更し、京成津田沼~京成高砂間の普通列車停車駅利用者の利便性向上を図る。ただし京成高砂駅での都営浅草方面最終列車との接続を考慮し、各駅発車時刻を繰り上げる。東成田方面からの上り列車(芝山千代田発)も同様に繰り上げとなる。

その他にも利用状況にあわせた発着時刻や運転区間、種別等の変更が行われる。「京成時刻表 VOL.30」は2022年2月22日(火)より発売。