3月に登場するアルピコ交通 上高地線 新型車両 20100形、ボディデザインや動力構成がみえてきた
松本電気鉄道をはじめ、諏訪バス、川中島バスなどが合流し、信州エリアを中心に路線ネットワークを展開する、アルピコ交通。
その鉄道事業、松本と新島々の14.4kmを結ぶ上高地線に、新型車両20100形電車が3月下旬に登場する。
この20100形電車、鉄道車両メーカーで設計・製造した新車ではなく、東武鉄道が保有していた日比谷線直通対応車両の20000系モーターつき中間車(電動車)2両がベースのアルピコ交通リファインモデル。
外観は、左右非対称前面窓、左右にスカート、台車前にスノープラウが印象的。ホームドアなどを想定したか、前照灯・尾灯類はルーフ側についている。
動力構成は、東武20000系時代の2両で組むユニットの1両の床下電動機系統を外し、1両を電動車、1両をモーターなし車(付随車)にして、2両編成化している。
そのうえで中間車なので、京王重機整備などで先頭部分や運転台などをつける大改造を経て、アルピコ交通に届けられた。
そのボディデザインが、これ↓↓↓
ボディデザインは、正面は慣れ親しんでいただいているダイナミックストライプと上高地線のロゴで、アルピコ交通の鉄道線であることをアピール。
側面は爽やかなアルピコブルーの帯と大きなALPICOロゴを配し、シンプルかつスタイリッシュなデザインに仕上げたという。
デザインイメージからは、動力車側にひとつ、動力系なし車にふたつのシングルアームパンタグラフが載っているみたい。
―――いよいよ走り出す、かっこいい魔改造電車、アルピコ交通20100形電車。春に乗りに行くのが楽しみ。
◆アルピコ交通 新型20100形電車 姿現す! もと東武20000系、その顔が明らかに
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画像:アルピコ交通