新宿駅西南口に37階建て高層ビルを建設 京王とJR東日本の駅上再開発概要 2028年度完成めざす

2022.04.20

新宿西口駅前広場からみた再開発エリア=イメージ=(画像:京王電鉄)

複数の地域開発が同時進行する東京・新宿エリア。鉄道企業の事業では、小田急電鉄と東京メトロによる新宿駅西口再開発が注目を集めるが、隣接する新宿駅西南口でも鉄道2社協業のプロジェクトが始まる。

京王電鉄とJR東日本は、両社が共同でてがける新宿駅西南口地区開発の概要を公表した。政府(内閣府)の国家戦略特区会議の東京都市再生分科会で、事業スタートに必要な都市計画手続きが始まったのを機に、両社が連名で駅周辺開発のアウトラインを明らかにした。2028年度には、37階建ての高層ビルが完成する。

対象地は、新宿区西新宿と渋谷区代々木にまたがる約1.9ヘクタール。鉄道は地上にJR線と小田急線(一部地下)、地下に京王線と京王新線が走る。道路は新宿、渋谷の両区の境界を、甲州街道(国道20号線)が通る。

高層ビル群が林立するの西新宿エリアを南に広げる新宿駅南西口開発。高層ビルは3階フロアで甲州街道に接する=イメージ=(画像:京王電鉄)

現在は京王線新宿駅や京王百貨店新宿店、JR新宿ビル、JR東日本グループのショッピングセンター・ルミネ新宿LUMINE1などがあり、駅上層、百貨店やルミネの跡地に2棟のビルを建設する。

甲州街道南側の南街区(渋谷区)には、37階建て高層ビル(高さ約225メートル)、街道をはさんだ北側の北街区には、19階建てビル(高さ約110メートル)。事業期間は南街区が2023~2028年度、北街区が2040年代までを予定する。

京王とJR東日本は、小田急と東京メトロの新宿駅西口開発にも連動して、エリア再開発で新宿の全方向にわたる歩行者ネットワークを形成。地域に人を呼び込むため、観光メニューを充実させるほか、タイプの異なる複数のホテルも整備する。

京王とJR東日本は今後、東京都や新宿、渋谷の両区などとともに国家戦略特区認定などの手続きを進めて、2023年度着工に備える。

記事:上里夏生


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