南海電車 堺駅前で初めて知った3件、堺駅の歴史の深みにハマる手前でごちそうさま
6月第1週の平日、仕事をひとつ終えて15時過ぎ、大阪府堺市。
「堺駅前といえば、栄橋町の堺魚市場でしょ」ってことで、ふたりであの“名店”をめざす。
われわれ田舎者は知らなかった。あの“名店”たちが集結する場は、真夜中に開店して朝まで営業する、昼夜逆転の街だってことを(画像↑↑↑)。
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そこで、自転車にのるおっちゃんに聞いてみると……
「南海電車のな、ガード下に何軒かあるわ」ってことで、南海本線 堺駅ホームの南側下にある、ガード下商店街へ行く。
その角で赤ちょうちんを灯す店に、吸い込まれるように入っていくと……。
関東ではみたことない品書きがいろいろ…迷う
瓶ビールに煮込みという、最強の2組を注文すると、これがまた、いつもと違う味! うまいっ!
「アツっ」「うんま!」とやってると↓↓↓
この店でもうひとつ、知らなかったことに気づかされる!
それは、堺駅の歴史。店のなかに控えめに掲げられていたのが、この写真↑↑↑
「これ、むかしの堺駅ですか? 地平だったんですね!」「そうやったんですわ」
そこから話は盛り上がり、いろいろ注文。瓶ビールも増えていく……。
堺駅が高架化したのは、1980年代前半。それより前は、地平だった。しかも↓↓↓
これも知らなかった! 大浜支線という軌道の存在
この場所は、自転車にのるおっちゃんに「このへんでちょっと一杯飲めるところないっすかね?」と聞いたところ。
堺駅から歩いて3分ほどの海側にある、大浜北交差点。画面左のマンションの奥に堺駅。右に南海線の高架線がみえる。
実はこの風景の右側に、阪堺線 宿院停留場から海側へ分岐する南海(阪堺)大浜支線という軌道があったとか!
開業は1912(明治45)年。1949(昭和24)年に休止、1980(昭和55)年に廃止したから、その名残はほぼないけど、その軌道空間をみておけばよかった(泣)。
―――この店にこなければ気づかなかった、堺駅とその周辺の鉄道系歴史。ごちそうさま。また来るときは、2度も動いた堺駅の歴史をたどってみたい。