200系カラーを復刻したE2系新幹線(写真提供:JR東日本)

JR東日本は鉄道開業150年を記念し、東北・上越新幹線の開業を機に導入された「200系新幹線」の緑と白のカラーリングをE2系新幹線(J66編成)に再現しました。

2022年6月9日(木)から、東北・上越新幹線を定期列車として運行しています。その懐かしい姿はSNS上でもたちまち話題になり、写真や動画も多数投稿されています。当時の「ふるさとチャイム」(停車駅ごとにご当地の民謡などが流れます)も再現されており、実際に乗車して懐かしい気持ちに浸る方もいらっしゃるでしょう。

ではこの復刻カラーリングのE2系新幹線、どうすれば乗れるのでしょうか。上越新幹線や東北新幹線を利用したらたまたまやってきたのがこの編成だった……という偶然に賭けなくとも、実は簡単に運行情報を調べることができます。

定期列車の運行情報は前日夜以降に発表

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このメモリアルな新幹線に乗車する最も簡単な方法は、定期列車としての運行情報を調べて普通の新幹線と同じように乗りに行くというものです。

JR東日本はウェブサイト上の「(新幹線の)運行情報・運休情報」ページにて、この新幹線の運転スケジュールを公開しています。たとえば2022年6月9日なら……

“【200系カラー新幹線(E2系)運転スケジュール】 運転日:6月10日(金) なすの262号 那須塩原(6:56発)~東京(8:04着)、やまびこ157号 東京(19:16発)~仙台(21:23着) ※都合により、変更となる場合があります。”

という具合。運転スケジュールは夜22時以降に更新されるため、乗車したい日の前日深夜~当日朝にチェックすれば確認出来るというわけです。

ツアー商品も探せば空きが見つかることも

200系カラーE2系新幹線は、定期列車としてだけでなく、団体臨時列車としても運行します。

この場合は旅行会社から発売されている「200系カラーE2系新幹線に乗れるツアー商品」を購入し、後はツアー会社にお任せすればOK。お金はかかりますが、定期列車のように「前日にならないとスケジュールが判明しない」ものと比べると、前もって予定を立てられるのは大きなメリットと言えます。

時刻表を調べたり個別に宿を予約したりする手間もなし。また、車内での特別な催しや記念弁当などが付くこともあり、普段あまり鉄道に乗らない方であれば、予算と日程が許すならツアー列車を利用した方が満足度は高くなるでしょう。

もちろん今話題の列車ですから、予約が埋まるのも比較的早めです。たとえば7月2日に運行する「東北新幹線開業40周年記念号」に乗車するツアーを見てみましょう。旅行会社5社から販売されていますが、各社に問い合わせたところ軒並み「ほぼ完売」「予約受付終了」となっており、中にはキャンセル50人待ちというツアーも……今から参加するのは非常に難しい状況です。

ですが、調べてみると意外な穴場もあったりします。今回の例で言えば、5社のうちビッグホリデーから発売されているツアーはまだ余裕のある状況で(2022年6月10日時点)、1名参加・2名参加どちらも受け付けていました。同社はどちらかといえば航空機を利用した国内ツアーがメインですから、鉄道ファンもここで扱っていることを知らず、穴場として残っていたと考えられます。

今年は鉄道開業150周年、そして多くの新幹線が開業○○周年の節目を迎える新幹線YEARです。この機会にぜひ200系カラーのE2系新幹線にチャレンジしてみてください。