元東急電鉄で使用されていた1000系電車【私鉄に乗ろう 68】

2018.10.09

※この「私鉄に乗ろう」の写真は、筆者がプライベートな旅で撮影したものです。鉄道会社さんから許可をいただいていませんので、乗車券があれば誰でも入れる場所から、手持ちで撮影したスナップ写真です。ポケットに入るコンパクト・デジタルカメラ(SONY DSC-WX500)で撮影しています。今回の写真は2018年7月27日(金)に撮影したものです。2016年7月26日に撮影したものも使っていますが、その旨記載します。

伊賀鉄道 歴史のある路線です 【私鉄に乗ろう 68】伊賀鉄道伊賀線 その1

1916年(大正5年)伊賀軌道が旧国鉄関西本線伊賀上野駅から上野町(現・伊賀市)の中心を結ぶ鉄道を開業したのが始まりです。1917年(大正6年)には伊賀鉄道に社名変更。1922年(大正11年)には伊賀上野駅から名張駅(後の西名張駅 現在は廃止)までが全通。

1926年(昭和元年)名張〜伊賀上野間が電化。伊賀鉄道から伊賀電気鉄道に社名を変更。1929年(昭和4年)大阪電気軌道(現在の近鉄の直系の前身)が伊賀電気鉄道を合併、伊賀線となります。参宮急行電鉄が大阪電気軌道から伊賀線を賃借して営業を開始。

関西の私鉄には、近鉄の複雑な歴史が絡んでいることが多いのですが、近鉄は、いずれ、まとめて乗る予定をしていますので、その時に複雑な歴史をやります。

参宮急行電鉄榛原駅〜伊賀神戸駅間開通にともなって伊賀神戸駅開業。1931年(昭和6年)大阪電気軌道が参宮急行電鉄に伊賀線を譲渡しました。

1941年(昭和16年)参宮急行電鉄が大阪電気軌道と合併、関西急行鉄道になります。1944年(昭和19年)関西急行鉄道が近畿日本鉄道に社名変更。1964年(昭和39年)伊賀神戸〜西名張間9.7kmが廃止され、西名張にあった車庫は上野市に移転しました。

2007年(平成19年)近畿日本鉄道が第一種鉄道事業廃止を国土交通省に届け、伊賀鉄道設立されました。近畿日本鉄道が伊賀線の第三種鉄道事業者に、伊賀鉄道が第二種鉄道事業者になって10月には伊賀鉄道に経営が移行します。

伊賀鉄道になって列車の増発、2009年(平成21年)には、ダイヤもJRや近鉄との接続を重視したものに改正されました。

2017年(平成29年)近畿日本鉄道が伊賀線の鉄道施設、伊賀鉄道が車両を伊賀市に譲渡。公有民営方式に移行します。近鉄に代わり伊賀市が伊賀線の第三種鉄道事業者になりました。

2018年(平成30年)3月、四十九駅が1945年(昭和20年)の廃止から70年以上を経て旧駅から北に300mの場所に再開業しました。

以上が簡単な伊賀鉄道伊賀線の歴史です。

路線距離は16.6km。軌間は1067mmなので親会社近鉄の標準軌と異なります。始終点を含め14の駅が有ります。全線単線、直流1500Vで電化されています。

車両は、元東急電鉄で使用されていた1000系電車=伊賀鉄道200系電車

製造から50年を経た元近鉄860系電車を置き換えるために導入され2009年12月から営業運転しています。2両編成ですが顔付きが3種類あるのです。

モ201(伊賀神戸方向先頭)ーク101(伊賀上野方向)この編成は青い忍者ラッピング電車。先頭部分は双方とも左右非対称の貫通形です。

※モ201/2016年7月26日撮影

※ク101/2016年7月26日撮影

モ202ーク102は、ピンクの忍者ラッピング電車。この編成の先頭部分は左右対称・貫通形です。ク102の写真は撮っていません。

※モ203/2016年7月26日撮影

モ203ーク103は東急時代のオリジナル塗装。モ203は左右対称・非貫通形の中間車両を先頭車両に改造したタイプです。貫通ドアがダミーでプレスしてあります。

※モ203

2016年夏に見た時はラッピングされていました。

※2016年7月26日撮影

同じ編成のク103は、左右非対称・貫通形。

※ク103

モ204ーク104の編成はふくにん列車。伊賀鉄道のマスコット・キャラクター「ふくにん」がラッピングされています。モ204は左右対称・非貫通形の中間車両を先頭車両に改造したタイプ。

※モ204/016年7月26日撮影

ク104は左右非対称・貫通形。

※ク104/2016年7月26日撮影

最後は、モ205ーク105。この編成は忍者ラッピング電車のグリーン。モ205は、左右対称・非貫通形の中間車改造タイプ。

※モ205/2016年7月26日撮影

ク105も、同様に中間車改造タイプ。

※ク105

現在の伊賀鉄道で運行されている車両はこの5編成です。順番は伊賀鉄道への改造が竣工した順番で、オリジナルの製造年月日とは違います。

さて、次回はようやく走り始めます。往復の前面展望を撮ったのですが逆光と順光が半々といった按配なので、どうするか思案橋に佇んでいます。【私鉄に乗ろう 68】伊賀鉄道伊賀線 その2 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

TAGS 鉄道旅 伊賀鉄道


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