【私鉄に乗ろう 69】広島電鉄 宮島線 その4(9)

地御前神社前の海は、広島名物牡蠣の養殖が盛んです。

1.5kmで阿品東駅。1931年(昭和6年)の宮島線全通と同時に開業しました。

最初は阿品駅でしたが、1951年(昭和26年)県立地御前病院が開院、1954年(昭和29年)地御前県病院前駅に改称されています。1972年(昭和47年)病院は廃止され、駅名も阿品駅に戻されました。2001年(平成13年)JR山陽本線阿品駅に隣接する田尻駅を広電阿品駅に改称するために、東阿品駅に改称されています。

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東阿品駅の先でも海が車窓から見えます。

0.7kmで広電阿品駅。1978年(昭和53年)田尻駅として新規開業しました。

駅名標。1989年(平成元年)並走するJR山陽本線に阿品駅が開業すると、2000年(平成12年)田尻駅は70m移動してJR阿品駅の跨線橋に接続して利用者の利便性が向上しました。翌2001年(平成13年)には広電阿品駅に改称されました。

2007年(平成19年)駅改修で下りホームとバス停が一体化されました。バスのダイヤ改正で接続向上が図られました。

京急カラーのラッピング電車とすれ違いました。慌てたのでブレちゃいました。

1.3kmで臨時駅の競艇場前駅。下りは車内放送もあって停車しました。左カーブに駅があるので、これは上りホーム。この後に乗った上り列車は通過しました。

下りホーム。高床ホームも残っています。1954年(昭和29年)宮島競艇場の開業にあわせて開業しています。臨時駅なので駅番号は付いていませんし駅名標も見当たりませんでした。終点の広電宮島口駅まで200mなので、目前ですし留置線が右側に延びていて車両が駐まっています。

【私鉄に乗ろう 69】広島電鉄 宮島線 その5(10) に続きます。

(写真・記事/住田至朗)