駅がバス停と一体化【私鉄に乗ろう 69】
【私鉄に乗ろう 69】広島電鉄 宮島線 その3(8)
0.8kmで廿日市市役所前駅。1984年(昭和59年)の開業時は平良駅。
ホームは千鳥式配置。構内踏切で結ばれています。
駅名標。開設当時は交通アクセスの整備されていなかったのですが、2006年には廿日市市役所前駅に改称され交通も整備されました。駅がバス停と一体化されています。
宮島線で唯一の串戸トンネル。
0.8kmで宮内駅。1925年(大正14年)宮島線廿日市町〜地御前間開通と同時に開業。戦時中までは、串戸トンネルのすぐ横にありましたが、兵器工場が作られたため現在の場所に移設されました。
駅名標。3分ほど歩くとJR山陽本線宮内串戸駅があります。
0.4kmでJA広島病院前駅。相対式ホーム2面。
駅名標。1998年(平成10年)開業の新しい駅。JA広島厚生連からの請願で作られ、建設費をJA広島厚生連が負担しています。JA広島病院は眼の前。
0.5kmで地御前駅。左カーブなので上りホームが見えてきました。高床ホームが残っています。
下りホーム。1925年(大正14年)宮島線廿日市町〜地御前間開通時に開設されました。ここから先の宮島口方面は、海を埋め立てて線路を敷設する計画で漁業権補償などを含めて長期化が予想されました。鉄道会社は、厳島への連絡船を就航させましたが桟橋までの移動手段が必要で、翌1926年には、桟橋近くに新宮島駅が開業しました。
宮島線の全通は、1931年(昭和6年)でしたが、新宮島駅はこのカーブの先、地御前神社の前に作られていました。
【私鉄に乗ろう 69】広島電鉄 宮島線 その4(9) に続きます。
(写真・記事/住田至朗)