「定期券を買ってみたい」その真意は?

また、相鉄・東急直通線が開業したら「定期券を買ってみたいです」とも。

たとえば相鉄が売り出す「YOKOHAMAどっちも定期」は、相鉄新横浜線の「西谷~新横浜駅間」を含むIC通勤定期を所持していれば相鉄本線の横浜駅でも乗降できるようにする、というサービスです。「平日は新線で通勤・休日は横浜でお買い物」を可能にして沿線利用者の便を図りつつも、横浜という同社の一大商業拠点の存在感を高めたい思惑が読み取れます。

相鉄・東急直通線の開業にあわせて導入される相鉄の「YOKOHAMAどっちも定期」イメージ(画像:相鉄)

東急電鉄も東急新横浜線の新綱島駅と東横線の綱島駅がすぐ近くにあることから、「日吉~新綱島駅」または「日吉~綱島駅」どちらかの区間を含む通勤IC定期券を持っていれば、新綱島駅・綱島駅どちらでも乗降できるようにします。

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特にその区間を使う予定がなくとも、このサービスを味わいたいがために定期券を買いたい……実は同じ考えを持っている鉄道ファンの方は意外とたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか?

会見後は監修の南田裕介さんも登場し、ファン向けにトークイベントやサイン会、撮影会などが行われました。コロナ禍ということもあり久々となるトークイベントにファンも大喜びで、オンライン参加者にも熱意が伝わってきました。

久野知美さんと南田裕介さんのツーショット