JR北海道「737系」

室蘭線に投入される737系(画像:JR北海道)

737系は2023年5月に室蘭線へ投入される新型車両。JRの通勤形電車としては初めてのワンマン運転対応車両となります。同線のキハ143形はすべて置き換えとなり、電車化による速達化が図られます。

外観的な特徴は淡いピンクの桜色。車内はオールロングシートで、フリースペースや車いす対応トイレ、車いすスペースを設けます。1M1Tの2両編成で、最大6両まで併結可能、最高運転速度は120キロ。

福井鉄道「F2000形」

福井鉄道に導入される「F2000形」(画像:福井鉄道)

福井鉄道では2013年~2016年にかけて導入された「1000形(フクラム)」以来6年ぶりに新型車両が登場。「F2000形」は「880-1号車」にかわって導入される予定です。

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1000形同様に低床型で、バリアフリーにも対応しており、既存の880形と比べて30%以上使用電力量を削減したエコ車両となります。

泉北高速鉄道「9300系」

泉北高速鉄道「9300系」外観イメージ(画像:泉北高速鉄道)

泉北高速鉄道は新型の通勤車両「9300系」4両編成を2本導入し、2023年夏から和泉中央~難波駅間で営業運転を開始します。

南海8300系をベースとしており、コストを抑えながらデザインで泉北らしさを、エネルギー効率の高い機器・灯具類を採用することで環境性能を追求しました。

なお、これにあわせて既存の通勤車両5000系・7000系・7020系のラインカラーも順次「ブルー」のみに変更していきます。

南阿蘇鉄道「MT-4000形」

南阿蘇鉄道「MT-4000形」(写真:南阿蘇鉄道)

南阿蘇鉄道は昨年末に新型気動車「MT-4000形」の導入を発表。高森線は2023年夏に熊本地震から復旧を果たす予定で、JR豊肥本線への乗り入れも行うことから、保安装置としてATS-DKを搭載しています。

外観の青いラインは沿線の白川と点在する水源を、緑のラインは車窓から望む阿蘇五岳の山並みをイメージしており、内装に明度の低い材料を採用することで外の景色を一層際立たせます。

現時点で具体的な導入日程は発表されていませんが、1月下旬から営業運転に向けた総合的な試験や乗務員訓練を行う予定ということで、2023年夏の全線復旧にあわせての登場が予想されます。