「昭島市に新幹線0系車両21-100がやってきたのは1992年4月のことです。

そこから地域の皆さま、ボランティアの皆さまにも支えられ、28年間、昭島市民図書館分室として「新幹線電車図書館」の愛称で親しまれ、たくさんの方にご利用いただきました。

この車両が製造されたのは1973年9月。昭和から平成へ駆け抜けた新幹線は、昭島の地で令和の時代を迎え、今年、製造から50年を迎えました。

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誕生から今まで、たくさんの方の思い出を乗せてきたこの車両を、これから先もたくさんの人に訪れていただけるような場所にしたい、そして、たくさんの人の思い出に残るような場所にしたい、そんな思いから今回のプロジェクトを立ち上げました。

一人でも多くの方々のご賛同を心よりお待ちしておりますので、どうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます」

―――そう伝えるのは、東京都昭島市 臼井伸介 市長。

塗装修繕費と屋根の架設費を

東京都昭島市は、さとふるクラウドファンディングで、「新幹線0系車両を昭島市のランドマークに!~塗装修繕と屋根架設の実施~」の寄付を募集中。

集まった寄付金は、全額を新幹線車両の塗装修繕費と屋根の架設費にあてる。

車両の塗装修繕は、0系本来の美しい姿に甦らせるため、サビや劣化した塗装を剥がし、新たに塗装する。

また、塗装修繕を行い、0系本来の美しい姿に甦らせた車両の状態を維持するため、上部に屋根を架設し、車両を直射日光や雨から保護。

この屋根は車両を覆うだけでなく、公園と一体感のある開放的な憩いと交流の空間を生み出すという。

1万円以上寄付した人の名前を、新幹線車両の横に設置する銘板に掲載するというから、寄付を健闘している人は さとふる で「新幹線0系車両を昭島市のランドマークに!~塗装修繕と屋根架設の実施~」と検索。

(画像は2011年に撮影)

◆団地のなかで眠る新幹線0系の行方、車内は3月末から客の姿が消えて【フォト集】
https://tetsudo-ch.com/10297882.html