「北海道&東日本パス」2025年夏季を発売!使い方・料金・注意点を解説、連続7日間 両社の普通列車に乗り放題
2025年夏の鉄道旅行を計画中の方、特に「青春18きっぷ」とどちらがお得か迷っている方は必見です。この記事では、「北海道&東日本パス」の発売情報はもちろん、その賢い使い方から、18きっぷとの違い、お得なモデルコースまでを分かりやすく解説します。
JR北海道とJR東日本は2日、夏の旅行シーズンに合わせて、北海道と東日本エリアの普通列車が乗り放題となる「北海道&東日本パス」を発売すると発表しました。
利用期間内の「連続する7日間」に限り両社の普通列車が乗り放題になるというおトクなきっぷで、青い森鉄道線、いわて銀河鉄道線、北越急行線の普通列車も利用可能です。また、特定特急券を別途購入することで北海道新幹線(新函館北斗~新青森間)の立席(空いている席)も利用することができます。
発売期間:2025年6月20日(金)から2025年9月24日(水)
利用期間:2025年7月1日(火)から2025年9月30日(火)
お値段:大人11,530円/小児5,760円(※)
※4月1日のJR北海道運賃改定をふまえた価格改定により、今回(2025年夏季)から大人200円・小児100円の値上げとなりました。
「青春18きっぷ」との違いは?
人気の乗り放題きっぷ「青春18きっぷ」と比較した場合、このパスの大きな特徴は以下の通りです。
●利用期間が「連続する7日間」:1日単位で使える18きっぷと違い、日付が連続している必要があります。
●一部の第三セクター線も利用可能:青春18きっぷでは別途運賃が必要な「青い森鉄道」「いわて銀河鉄道」「北越急行」の普通列車にも乗車できます。
●北海道新幹線(一部区間)に乗れる特例:別途、特定特急券を購入すれば、北海道新幹線(新函館北斗~新青森間)の空いている席を利用できます。
「青春18きっぷ」と比較すると利用エリアは狭まりますが、その分利用期間が長く、東日本・北海道で普通列車の旅をする場合はかなり割安なきっぷとなります。
どれくらいお得?東京~仙台間の往復で元が取れる?注意点は?
このきっぷは大人11,530円です。例えば、東京駅から仙台駅まで普通列車で移動した場合の片道運賃は6,380円片道6,380円(7時間目安)なので、単純に往復するだけで元が取れてしまいます。
旅先できっぷを買い直す手間もなくせるため、体力に自信のある方、途中下車して休憩をはさみながら様々な街を見て回りたい方にはうってつけのきっぷと言えるでしょう。
利用の際の注意点
きっぷの有効期間は連続する7日間です。利用開始後の日程変更や、飛び飛びの日付での利用はできません。
連続7日間で東日本・北海道を満喫するなら最強のきっぷ
「北海道&東日本パス」は、連続する7日間という期間を最大限に活かして、東日本エリアと北海道をじっくり巡りたい方に最適な一枚です。
【このきっぷのポイント】
連続7日間で広範囲をカバーできるコストパフォーマンスの高さ
「青い森鉄道」など、青春18きっぷでは乗れない路線も利用可能
特例で北海道新幹線に乗車でき、青函トンネルを越えられる大きなメリット
使い方次第では「青春18きっぷ」以上にお得になる場面も多いこのきっぷ。今年の夏は「北海道&東日本パス」を片手に、自由気ままな普通列車の旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。
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