※2024年4月撮影

トップ画像は、2024年4月7日、井の頭公園の桜が満開。井の頭公園、池の東端の南側から。桜は、水面に映って倍になります。

「京王線」では「高尾山口駅」の高尾山が最強の観光スポット。一方「井の頭線」では「井の頭公園駅」の井の頭公園が文句なく人気一番です。

では、メインの池の前に、ひょうたん池からひょうたん橋を渡るすごい行列をご覧ください。

※2024年4月撮影

4月7日は日曜日、しかも天気予報では、この日を除いて雨の予報でしたから、この日に花見の人が集中しました。筆者は人混みが得意ではないのですが、流石にそんなコトは言ってられません。

池の東端から縦に長い池の西側を見ています。

※2024年4月撮影

池の南側を歩いて行きます。かつての井の頭公園は杉の木が鬱蒼と茂っていたそうです。それが戦時中に棺桶製造のために伐採され、戦後に桜が植えられたという話を聞きました。桜の花は棺桶になった杉の跡に咲いていると思うとちょっと厳粛な気持ちになります。

※2024年4月撮影

池の水に近い細い道を歩いています。時々人の流れが止まります。皆さん一斉にスマホで撮影をされるのです。

※2024年4月撮影

対岸も大勢の方が歩いています。

※2024年4月撮影

流石に行列をかき分けて歩くワケにも行きません。ノンビリした散歩が続きます。

※2024年4月撮影

小径が池の岸から離れました。この部分は立入が制限されているのか、シートをひろげている方はいません。

※2024年4月撮影

ボートが混んできました。高校~大学時代「デートで井の頭公園池のボートに乗ったカップルは必ず別れる」とまことしやかに囁かれていました。

※2024年4月撮影

でも、考えてみればデートした相手とそのまま生涯つきあう確率はかなり低いのです。筆者も何人かのガールフレンドとボートに乗りましたが・・・。(笑)

広場に出ました。すごい数の人たちがシートに坐りお酒やお弁当を楽しんでいます。

※2024年4月撮影

筆者も久我山の本屋でアルバイトをしていた頃は、21時に店を閉めた後、バイト仲間でビールやつまみを買って毎年井の頭公園に花見に来ていました。1970年代中頃の話ですが「宴会は22時まで」というルールがあったのか覚えていません。W大の付属校に通っていた弟が、たまたまW大の学生達の集団に捕まって「後輩、飲め」と散々飲まされてぶっ倒れたコトもありました。酔って池を泳ぐバカな学生さんも少なからずいました。

今よりも若い人のグループが多かった様な気がします。

※2024年4月撮影

かつては、宴席にカラオケ装置を持ち込むグループなど、けっこうな騒音でした。流石に近所迷惑なので禁止された様です。皆さん静かに飲んでおられます。(笑)

※2024年4月撮影

では橋を渡って北側に行きます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)