JR西日本が、観光列車「花嫁のれん」の運行開始10周年を記念して、特別貸切列車に20組40名を招待するキャンペーンを発表しました。この特別貸切列車の運行は2025年10月4日(土)で、金沢駅を出発して七尾市の和倉温泉までの往復便の運転となり、車窓から海や里山などの景色を眺めながら、車内で特別な料理を堪能できます。金沢駅では、列車の出発前に、「花嫁のれん」10周年のセレモニーも開催されます。この特別なツアーに参加するには「10年」にちなんだエピソードの応募が必要です。

観光列車「花嫁のれん」とは?

1号車の車内。通路には日本庭園の飛び石をイメージした絨毯が敷かれ、半個室は友禅のオールドコレクションがあしらわれています

団体専用臨時列車として運行中
「花嫁のれん」は、JR西日本とIRいしかわ鉄道が運行している、石川県内を走る観光列車で2015年10月3日から運行を開始しました。花嫁の幸せを願って婚礼の日にのれんを贈る、加賀藩の伝統文化「花嫁のれん」にちなんで名付けられました。地域の伝統工芸である、加賀友禅や輪島塗をイメージした華やかな外装および内装は、必見です。金沢駅から和倉温泉駅までを運行しており、2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震後は運転を見合わせていましたが、2025年3月7日から、貸切ツアーなどの団体専用臨時列車として運転を再開しています。

北陸の和と美を表現したインテリア
外観は、北陸の伝統工芸である輪島塗や、加賀友禅をイメージした雅なデザインに。車内は、8つの半個室がある1号車とイベントスペースを備えた2号車の2両編成。1号車のエントランスでは、金沢金箔の装飾や加賀伝統工芸品の展示を楽しむことができます。

車内では「和軽食セット」や「スイーツセット」といった、石川県ならではの食事を堪能。加賀屋監修の和装アテンダントによるおもてなしも魅力です。

「10周年記念特別貸切列車」に20組40名を招待!概要と応募方法

特別列車の運転時刻と区間 (画像:JR西日本)

「10周年記念特別貸切列車」は10月4日、金沢駅でセレモニーを開催した後に11:00に出発。 和倉温泉駅を通り、14:26金沢駅着となります(途中下車はできません)


車内では金沢の老舗料亭「大友楼」が手がける「和軽食セット」が提供されます。加賀郷土料理や旬の味覚をじっくりと味わいながら、優雅な鉄道旅を満喫できます。

応募方法は?
「10周年記念特別貸切列車」には、10月4日(土)に「花嫁のれん」に乗車ができる事が条件で、花嫁のれんと同じ「10周年」にまつわるエピソードを応募した人のなかから20組40名が乗車することができます。「結婚して10年」「お付き合いして10年」「出会って10年」「プロジェクトをはじめて10年」など、大切な人に「10年ありがとう」の感謝を伝えるエピソードを送りましょう。
応募期間は7月31日まで。WESTERポータル上の応募フォームから必要事項を入力して申し込みます。応募にはWESTER会員の登録が必要で、応募者全員にWESTERポイント100ポイントがプレゼントされます。応募多数の場合は、応募締切後に厳正なる審査により当選者が決定されます。他条件などは、応募ページをご確認ください。

観光列車「花嫁のれん」の運行開始から10年が経過します。今回は、同時に「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」の運行開始10周年のキャンペーンも行われています。この機会にこれまでの10年を振り返り、大切な人へ列車のなかで「ありがとう」の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

(画像:JR西日本)
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