【鉄の一瞥 27】 逗子第一運動公園の京浜急行デハ601号

2017.04.30

横須賀線で逗子駅から下り横須賀方面に乗ると左手車窓に大きな運動施設のある公園があって、そこにボロボロになった京浜急行の電車が置いてあるのが以前から気になっていました。それがいつの間にか綺麗に再塗装されていたので見に行ってきました。

逗子市第一運動公園を地図で見るとJR横須賀線の逗子駅、東逗子駅そして京急の神武寺駅で作る三角形の真ん中辺りにあるので、たぶん3つの駅から歩いてほぼ同じ様な距離だと思われます。東逗子駅から歩いて15分程で池子踏切から逗子市第一運動公園の保存車両が見えました。

保存車両はその東南の角に置かれているので東逗子駅からの方が近いですね。春の陽射しが眩しい中、新緑の季節には木陰にある車両は横須賀線からは少々見え難くなっています。車両の西側を回り込む様に公園に入って行けます。

車両の横はホーム状になっていて車内にも入ることができる様です。

その前に逗子市の看板がありました。デハ601号ということはおそらくこの形式のトップナンバーです。1956年(昭和31年)に700形として誕生した車両が1966年(昭和41年)600形に改称されたと書いてあります。1984年(昭和59年)に廃車となったとのことです。この車両の里親は「デハ601保存会」。

京浜急行初代700形電車は1956年(昭和31年)に登場しました。京急初のカルダン駆動高性能電車でボディーにセミ・モノコック構造を採用することで車両重量が軽減されています。

車内に入ってみました。保存会の方々が定期的に清掃をされている様で屋外に置かれてドアを開けた状態としてはとても綺麗でした。ドア横がロングシートになっているのは乗降をスムーズに行う為であると同時にロングシートの足許に駆動装置点検用の蓋があるからです。

運転台部分にも入ることができました。遊びに来た子供たちが喜んで坐っている姿が眼に浮かびます。

外に出て外観。

横須賀線上り電車が通って行きました。

逗子市第一運動公園は緑が多く広くて気持ちの良いのでお弁当を広げている家族連れもいました。散歩がてらに古い車両を眺めるのも良いものですね。

(写真・記事/住田至朗)


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