YELL for 鉄道 JAPAN

乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供する(株)ヴァル研究所は「鉄道が正常に走ることにより、人々の日常が支えられている」という考えのもと「YELL for 鉄道 JAPAN」を実施しています。日本の鉄道を応援するプロジェクトです。ヴァル研究所からのメッセージは以下です。

「本プロジェクトを通じ、鉄道の凄さや、地域の大事な交通手段でありながら苦況に立たされている地方鉄道の現実、観光資源や趣味の対象、思い出の象徴にもなる「鉄道」の魅力を発信してくことで、皆さまに「鉄道」を意識していただくきっかけにしたいと考えています。」

第4弾は秋田内陸縦貫鉄道

秋田内陸縦貫鉄道と秋田内陸線の車両リニューアルに向けた活動「秋田内陸線夢列車プロジェクト」を応援します。応援の方法は「YELL for 鉄道 JAPAN」のプロジェクトサイト(https://ekiworld.net/personal/app/eki/campaign/train_pj/)を見て、Twitter、Facebookにシェアすると1シェアにつきヴァル研究所が5円を「秋田内陸線夢列車プロジェクト」に寄付します。寄付金は「秋田内陸線夢列車プロジェクト」を通じて老朽化が著しい秋田内陸線の車輌リニューアル費用に活用されます。

秋田内陸縦貫鉄道

ADVERTISEMENT

秋田内陸線は、秋田内陸縦貫鉄道株式会社が運行している94.2kmの第三セクター鉄道です。秋田県内陸部の鷹巣(たかのす)駅と角館(かくのだて)駅を結ぶ、地域住民の大切な交通手段であり、県南・県北の観光地を結ぶ貴重な観光路線、観光資源でもあります。

鉄道ファンや写真家の人気を集める山里・渓谷の美しい沿線景色、萱草(かやくさ)駅―笑内(おかしない)駅間にある赤い鉄橋「大又川(おおまたがわ)橋梁」など、路線自体にもさまざまな魅力があり、最近は海外からの観光客も大幅に増えています。

一方、人口減少地帯を走っていることもあり、年間約2億円の赤字を県と沿線自治体が負担している厳しい状況です。また、車両の老朽化が著しく、安定した運行のためには車両の更新が緊急の課題です。

地元銀行のシンクタンクの調査では、秋田内陸線の観光利用客による経済波及効果は約6億6千万円と推計されており、路線のさらなる有効活用や、観光客に対応するための新しい車両の導入が求められています。

「秋田内陸線夢列車プロジェクト」

「秋田内陸線夢列車プロジェクト」は、秋田内陸線に新しい車両を寄付すること、そして新しい車両のコンセプトやデザインなどを多くの人々と語り合うことによって、人々が秋田内陸線を「自分ごと」として認識し、地域の未来・ビジョンを描いていくことを目的に活動しています。

2015年6月6日(土)~2017年6月5日(月)までの2年間、新車両の購入を目指し、1億5千万円を目標に募金活動を実施しました。北海道や首都圏、関西からも寄付が寄せられましたが、目標額には届かず、新車両購入は断念されました。

現在は集まった寄付金をもとに既存のディーゼル車1両をリニューアルする方向で秋田内陸線と協議しており、プロジェクトはリニューアル工事が終わる来年3月頃まで継続されます。

「秋田内陸線夢列車プロジェクト」実行委員会事務局大穂耕一郎氏からのメッセージ

車両の老朽化が進む秋田内陸線に新しい車両を走らせようと、2年前に始めた「夢列車プロジェクト」は、これまでに1,400万円を超える寄付が集まりましたが、集まっているのは寄付金だけでなく、ローカル鉄道を支えようとする多くの皆さんの気持ちだと思います。

沿線の小さな集落で、寄付を募るコンサートに、「歩ける者は全員来たよ」と笑った自治会長さん、「毎年、マラソンでお世話になっているから」と添え書きをくださったランナー、駅の募金箱に小銭をいっぱい入れてくれた小学生……。皆さんの気持ちをいっぱい集めて、秋田内陸線は走ります。よろしくお願いいたします。

※画像はヴァル研究所リリースより