【哀愁鉄子の物語9】パリのメトロは6号線がおすすめ!
パリやニューヨークでの移動には、ウーバーが大活躍のようですね。
確かに、複数名での移動とか、地下鉄だと乗り換えを2回しないといけないようなところに行くときとか、目的地が駅から離れているときとか、便利ですよね。
でも、タクシーやウーバーの残念なところは、ある程度土地勘がないと、どこをどう移動しているのか、ぜーんぜん、頭に地図が入って来ないところです。
パリのメトロは本数も多いので、慣れると本当に便利。ぜひどんどん使ってほしいです。
前回の廃線散歩では、ベルシー駅にたどり着いたaikoです。
ベルシーからは、国鉄も走っていますが、地下にはメトロの6号線も走っていますので、今日はここからメトロに乗って、地下鉄の旅といたしましょう。
6号線は、いわゆるパリの左岸を走る環状線です。右岸のナシオン駅から、ぐるっとセーヌの南側を半弧を描き、またセーヌを渡って、シャトレ駅まで。
さて、お気づきですか。
そうです、6号線は、地下鉄なのに、かなりの範囲が地上の高架線になっております。ベルシーを出ると、すぐにセーヌを渡る広々とした景色が眺められます。
ベルシー駅自体は地下ホームですが、発車するとすぐに地上に出て、プラスディタリー駅でまた地下にもぐり、次の駅でまた地上に…、サンジャック駅は半地下と、かなりめまぐるしく上下します。
最近のメトロは新型車両が多くなって、めっぽう少なくなった、このドア開閉のノブ(?)。これをくいっと右上に半回転させると、ドアが開きます。
これ、最初、かなり戸惑うのですが、慣れてくると、ホームに着くどのタイミングで「くいっ」を繰り出すか、己との戦いになってきます。
パリのメトロの場合、ホームに着いて、車両が完全に停車する前に、ロックが外されることがままあり、「くいっ」が早すぎると、電車がまだ走っているのに、ドアが開くことがあります!気をつけてくださいね。
タイミングが遅いと、他にも降りたい人が、自分の後ろで、いらっ、としますので、いいタイミングで「くいっ」を繰り出したいところです。
もとい、地下鉄なのに、かなりの景観を楽しめる6号線。パストゥール駅を出たあたりが、だんだん下町から高級地区に入っていき、曲線を描く線路と対向車、そして美しい建物、と車窓にかぶりつき必至になってきます。
ビラケイム駅を出発したら、右側の車窓に注目ですよー。
どーん。出ましたー。
パリのシンボル、エッフェル塔ですね。
セーヌを渡りながら眺めるエッフェル塔、感動的です。
この近辺の駅から降りるとどこからでもエッフェル塔を眺めることができますが、今回は、初心者観光客よろしく、久しぶりにトロカデロ駅で降りて、エッフェル塔を拝むことに。
ここは、パリ観光ツアーなら必ず立ち寄るエッフェル塔サイトシーイングスポットです。
中国人とおぼしきおじさまたちの整列記念写真撮影、注目浴びるの巻!
ここは世界中からの観光客が集まっています。エッフェル塔は、何度見てもやはり美しいですね。トロカデロ駅付近には留学していた友人が昔住んでいたので、思い出があり、とても懐かしいです。
ぜひみなさんもパリに行ったら、のんびり6号線に揺られて、パリ観光を楽しんでください!
でもメトロでは自分のバッグはしっかり持ち、バッグの口のところには手を添えて、うっかり景色に見とれてスリに遭わないよう細心の注意を払うことも忘れずに!
aiko