福岡ソフトバンクホークスと横浜DeNAベイスターズが日本一をかけて争うプロ野球「SMBC日本シリーズ2017」。きょう10月28日のヤフオクドーム戦を皮切りに、10月31日の第3戦から11月2日の第5戦までを横浜スタジアムに移し、再びホークスの本拠地、ヤフオクドームへ戻る。

福岡を拠点とするホークスは、1938(昭和13)年、南海鉄道がオーナーとして設立された南海軍がルーツ。南海鉄道は、その名からわかるとおり、現在の南海電気鉄道。当時、阪神、阪急に次ぐ3番目の関西私鉄系球団としてスタートした。

もともと大阪の球団だった南海軍は、鉄道大合併時代、南海鉄道が近畿日本鉄道と名乗ったときに、チーム名も近畿日本軍と改称。グレートリングという名称の時代を経て、近畿日本鉄道から南海電鉄が切り離されたさいに、チーム名を「南海ホークス」とした。このときに、現在のホークス(鷹)という名が初めてつく。

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1988年、南海は球団を手放すことを決断。球団はダイエーに譲渡され、福岡に拠点を移し「福岡ダイエーホークス」と名乗ることに―――。

現在、IT系企業のもとで運営されているホークスとベイスターズ。クライマックスシリーズ3位から勝ち上がってきた横浜か、パ・リーグ覇者のホークスか。大事な初戦がこんや、始まる。