JR東海は、在来線運転士の業務支援用タブレット端末を11月28日から順次導入。

20181年3月までに在来線全線で同タブレットを採り入れることで、安全性向上と輸送障害対応の迅速化を実現させる。

今回導入される在来線運転士用タブレット端末の名前は、「CAST」。Crew Assistance System Tokai の頭文字をとって名付けられた。

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CAST のおもな機能は、「電子データによる情報伝達」「GPSによる運転操縦支援」「津波避難誘導の迅速化」の3点。

これまで指令員から運転士へ、口頭で行っている情報伝達を、端末に文字情報として表示。

速度規制区間などを画面上の表示と音で運転士に知らせるほか、津波警報等を自動受信し避難ルートなどを表示しリスク回避向上をめざす。

11月28日のスタート時点では、中央本線・身延線・御殿場線に導入。2018年3月末までに在来線全12線区で938台を配置させる予定。