【私鉄に乗ろう 28】 錦川鉄道錦川清流線 その3
川沿いに平らな場所が少ない場所を行きます
木々の右奥には錦川が流れているのですが・・・。
この路盤も川に沿って盛り土をしたかの様な、鉄橋的な作りと思われますが、無闇にトンネルが続きます。
珍しく信号がありました。
ようやく開けた場所に出ます。路盤は橋脚の上に乗っています。本当に平らな場所の少ない線区です。施工したフジタの苦労がしのばれます。
スプリング・ポイントがあります。交換可能な駅か信号場です。
北河内駅です。交換列車が見えます。錦川清流線で列車交換できる唯一の駅。
NT3002ひだまり号です。
これは復路で撮った写真ですが、同じくひだまり号と列車交換。右手に旧国鉄時代の駅舎があります。
駅名標。1960年(昭和35年)開業。周囲に大きな集落はなさそうです。
側線があって保線車両が置いてありました。
反対向きの信号機。錦川が見える様になりました。
この路盤も人工的に作られている様に見えます。
かと思うと山の中。
トンネルの手前も橋になっています。
これはハッキリ橋です。
手前の橋の先はどうにか地面がある様です。
これは復路で撮ったものですが、とにかく細かく橋が作られています。これは難工事だったでしょうねぇ。
景色は素晴らしいのですが、路盤を見ていると、いかに平地の少ない場所に工夫してレールを敷いたか分かって胸が痛みます。しかも、1960年(昭和35年)に開業してから50年以上経っています(河山〜錦町間は1963年開業)、経年変化は大丈夫なのでしょうか。日々の保線コストもかかりそうです。
などと、心配しながら次回【私鉄に乗ろう 28】錦川鉄道錦川清流線 その4 に続きます。
(写真・記事/住田至朗)