終点の西鹿島駅に着きます

国道を越えると駅があります。左下に線路が見えますが、2012年(平成24年)遠州小林〜遠州芝本間1.7kmのうち1.3kmが高架化された際に残った地上線部分ですね。

遠州柴本駅が見えました。右側にも線路があります。高架化工事の際に本線よりも東側(こちらから見て右側)に仮線が敷設され、一時的に切り替えられた時の仮線でしょう。

遠州柴本駅でも列車交換します。1909年(明治42年)開業。

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駅名標。復路で撮っていますが、やはり列車交換しています。

保線車両でも置くのでしょうか。

遠州岩水寺駅です。遠州鉄道線全18駅中、最も乗降客の少ない駅です。1909年(明治42年)開業。

2012年(平成24年)にホームが改良工事され綺麗になっています。左に見えるのが木造駅舎です。

ホーム改良と同時に東口が設けられました。

駅名標。不思議な事に悉く”遠州”が省かれています。

終点の西鹿島駅までの間に新たに車両を留置する線を作るのでしょうか?航空写真で確認すると2両編成分の長さの線路が三本くらい並べられる土地が確保されている様です。

新浜松駅から32分で西鹿島駅に到着です。

車両がいっぱいで分かり難いのですが、相対式ホーム2面2線です。北側(奥)は車両基地になっています。左端には吊り架け駆動30形モハ25ークハ85が駐まっています。その左側(西側)は天竜浜名湖鉄道の西鹿島駅になっています。

入線した1番線、先に1000形が駐まっています。

2番線(ふだんは使われていません)3番線(天竜浜名湖鉄道)への地下道階段の上に駅名標。1909年(明治42年)開業時は鹿島駅でしたが、1923年(大正12年)遠州二俣駅に改称しましたが国鉄二俣線(現・天竜浜名湖鉄道線)建設にともなって西鹿島駅になりました。1958年(昭和33年)から1966年(昭和41年)まで遠州鉄道の気動車が国鉄二俣線に乗り入れて遠江二俣駅(現・天竜二俣駅)まで運行されていました。

改札口です。車内から撮ったのでガラスに遠州鉄道の車両が映っています。

西鹿島駅舎。天竜浜名湖鉄道の駅でもあるのです。

改札口を外側から。9月半ばになって日暮れが早くなっています。16時半頃です。

駅名標の下、地下道入口。

別の時に、天竜浜名湖鉄道の前面展望で撮影した西鹿島駅です。右に駅舎が見えています。

最後に、吊り架け駆動30形モハ25ークハ85です。

赤い電車「赤電」と親しまれている遠州鉄道線は、自動車学校前駅辺りから少しずつ畑も見える様になりますが、終点の西鹿島駅まで、基本的に沿線には住宅地が広がっていました。特に新浜松駅から上島駅までの高架区間の沿線は完全に都市部という雰囲気でした。気になるのは2017年の夏休み特別運行が車両故障でNGになった吊り架け駆動30形モハ25ークハ85の去就です。2018年の夏休みに運行されるようならば、乗りに行っておこうと思います。

(写真・記事/住田至朗)