きょう2月3日は節分。ことしの恵方は南南東。

東京駅のグランスタ・グランスタ丸の内では、きょう3日まで「東京駅エキナカ 恵方巻きフェア」が開催されている。

3日のみ限定販売の築地 竹若「ロブスター一本丸ごと恵方巻」(5000円)が豪快さで、浅草今半(改札内)「笑宝巻」は仙台牛ロースのリッチさで、注目を集めているみたい。

ADVERTISEMENT

駅も街もスペシャルな恵方巻きを求める客でにぎわうなか、東京・日本橋室町の山本海苔店は、親子で挑戦する6m超え恵方巻きづくりイベントを開催した。

山本海苔店といえば、1849年(嘉永2年)創業の老舗。進物・贈り物の海苔といえば、世のマダムたちは「山本さんね」という。

この本店に、6mを超える海苔のうえにご飯、鰹節、きゅうり、卵焼き、でんぶを並べていく子どもたちの姿があった。

山本海苔店が集めが具材も老舗ならでは。神茂(1688年創業)のかまぼこ、にんべん(1699年創業)の鰹節、鮒佐(1862年創業)の佃煮、弁松総本店(1850年創業)の卵焼きといった具合。

この具材だけでも「ちょっと味を試してみたい」と思う大人たちをよそ目に、子どもたちは真剣。「じゃあ、いち、にーのさーんで巻こうね!」というスタッフの声にあわせて、見事に巻き上げた。みんなの息もぴったり。

【動画】いち、に、さーん! 6m超え恵方巻きができたーっ!

できた! 完成。さっそく、「いただきまーす!」。

日本橋の老舗たちの定番が具材に入った、豪華でリッチな恵方巻きを、南南東を向いて、パクっ。

子どもたちが夢中になって恵方巻きを食べているのに、大人たちは違うところに視線が……。その視線の先には!?

なんと金箔焼海苔で巻いた恵方巻きが!

大人たちはみんな「うわっスゴっ!」と口がポカーン。

「人はなぜゴールドの輝きにこんなにも弱いんだ」と。

日本橋の老舗の味が、金箔焼海苔でギュッと包まれた、その味は……!?

キラキラでゴージャスな恵方巻きも試して、親子みんなで大満足。

願いごとがかなうといいね。

山本海苔店 6m超え恵方巻きに挑戦! フォト集